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羽生優さん 「東京国際プロジェクションマッピングアワード Vol.7」
最終審査会に出場
11月19日に開催された、東京国際プロジェクションマッピングアワード実行委員会主催「東京国際プロジェクションマッピングアワード Vol.7」の最終審査会に、N高等学校・3年の羽生優さんの作品「楽語噺」がノミネートされ、作品が上映されました。
「東京国際プロジェクションマッピングアワード」は、国内外の大学、大学院、高専、専門学校、高等学校に所属する学生を対象にした日本最大級のプロジェクションマッピングのコンテストです。
今年のテーマは「ENJOY!!!」で、最終審査会では、東京ビッグサイト会議棟の逆三角形が2つ組み合わさった特徴的な建物を利用した、高さ約30メートル、幅約94メートルの巨大スクリーンに、審査を勝ち抜いた全14チームの作品が投影されました。
羽生さんの作品「楽語噺」は、「落語」の魅力である言葉を視覚的に見えるように工夫し、落語の素晴らしさや面白さを発信する内容です。
チームでの参加が多い中、高校生単独出場での最終審査会進出は羽生さんが初めてということで、審査員らからは「1人で制作したことに驚いた」「今後さらなる可能性が広がる作品」などのコメントが寄せられました。
<羽生優さん コメント>
今回のテーマ「ENJOY!!!」という言葉を聞いた時、これが誰に向けられたものなのかを考えました。
私はこの「ENJOY!!!」が、観客・制作者・ストーリーに登場する人や物に向けられたものであると捉え、それが全て備わっている「落語」をテーマに選び、誰もが「楽しむ」ことのできる「噺」という意味を込めてタイトルを「楽語噺」にしました。
文化庁の資料*によると、映画などと比べて演芸(落語や講談など)の鑑賞率は年々低下しており、その中でも若者の鑑賞率はかなり低くなっています。その理由として「関心がない」ことが挙げられており、この問題に対してプロジェクションマッピングを絡めることにより「落語」に興味を持っ てもらえたらとの思いもありました。「楽語噺」は落語を知らなくても楽しむことのできる作品です。 この作品をきっかけに「落語」に興味を持ってもらえれば凄く嬉しいです。
*文化に関する世論調査報告書(文化庁)
https://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/pdf/93755801_01.pdf
私の作った作品がビッグサイトに投影された時は、頑張って良かったと思いました。
感動から少し泣きそうになりましたが、面白く作り過ぎてしまったので涙よりも笑みがこぼれてしまいました。
今回の制作でプロジェクションマッピングには色々な可能性がある事を知りました。今回学んだことを次の作品に活かしたいと思います。
■東京国際プロジェクションマッピングアワード Vol.7(動画配信)
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