
学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校・R高等学校(以下、N高グループ)・N中等部は、2025年10月9日(木)から10月11日(土)まで、福島県浪江町にて、宿泊型体験学習プログラム「風景が話しかけてくるまち『浪江町』で踏み出そう〜被災地を巡り自分を変える2泊3日〜」を実施します。本プログラムは、N高グループ生徒会の東北地区代表役員の生徒主体で企画・運営を行います。
N高グループ生徒会では、全校生徒3万2,000名の代表として、全国各地の地区代表役員が活動しています。本プログラムは、東北地区代表の生徒会役員2名が中心となり、地域の特色を生かした課外授業を充実させ、地域の魅力や歴史・文化を発信するとともに、全国各地の生徒が東北地方を訪れるきっかけづくりをしようと企画しました。
本プログラム実施場所の福島県浪江町は、東日本大震災で甚大な被害を受けた地域の一つで、津波と原発事故によって全町避難となり、現在も復興の途上にあります。全国各地からN高グループ・N中等部の中高生が集まり、東日本大震災・原子力災害伝承館や震災遺構 請戸小学校の見学のほか、周辺地域でフィールドワークを行い、教科書だけでは知ることができない震災の様子、復興の歩みを進める被災地の現在について学びます。また、東日本大震災の影響で途絶えかけた伝統工芸「大堀相馬焼」の作陶体験を行い、伝統文化の継承についても考えを深めます。
<N高グループ第三期生徒会 東北地区代表役員・上石 勇輝さんからのコメント>
東北地方に住み、東日本大震災を実際に経験した生徒会役員が自ら企画・運営をすることで、参加生徒の皆さんに「同世代がどう受け止めているか」というリアルな視点を共有し、地震や原発による被害、復興、伝統文化の継承に対して「自分にもできることがある」と気づくきっかけづくりができればと考えています。このプログラムを通じて被災地のあらゆる課題に対して、中高生が自分の考えを持ち、東日本大震災を「知識」から「実感」に変える体験をしてもらえたら嬉しいです。
☑︎ 「風景が話しかけてくるまち『浪江町』で踏み出そう〜被災地を巡り自分を変える2泊3日〜」概要
【日程】2025年10月9日(木)~10月11日(土)
【実施エリア】福島県双葉郡浪江町
【参加者】N高グループ、N中等部の生徒 20名(予定)
【主な行程】
・10月9日(木):集合、参加者同士の交流会
・10月10日(金):震災遺構 請戸小学校、東日本大震災・原子力災害伝承館の見学、周辺地域のフィールドワーク、語り部の方による講話
・10月11日(土):大堀相馬焼 作陶体験、3日間の振り返り
※ 実施内容は変更となる場合があります。
※ N中等部は学校教育法第一条に定められた中学校ではありません。
◆体験学習プログラムについて◆
N高グループ、N中等部の課外授業として実施。日本各地の自治体・企業・専門機関等と連携して多種多様なプログラムを実施し、普段の授業・映像授業だけでは得られないリアルな経験から生徒の知見や将来の可能性を広げられる機会を提供しています。近年では地方自治体、企業・団体と事業連携協定を締結し、共同でプログラムを実施することで、地域社会・産業の発展や地域人材の育成を目指す取り組みを進めています。
【体験学習の実施例】
https://nnn.ed.jp/learning/extracurricular_activities/workexp/