政治部 アドバンス生紹介

第7期生
嶋田 遼祐
Ryosuke Shimada
財政ポピュリズムはなぜ生まれるのか。人が「目先」を選ぶ構造と、その先の合意形成
〈研究背景〉
みなさんは、あらゆる物事について、根拠を持って自分の意見を述べられているでしょうか。 少なくとも今の政治空間を見ていると、私にはそうは思えません。短絡的な主張や、議論の本質を飛ばした声ばかりが目につきます。たとえば財政をめぐる議論では、選挙のたびに財源を示さないまま減税や給付が約束され、そのツケを誰がいつ払うのかは語られません。耳あたりのよい結論だけが広がり、民主主義が本来の役割を果たせなくなっているのではないか、と感じています。 私が研究しているのは、こうしたポピュリズムがなぜ生まれるのかという問いです。どんな政策にも副作用があり、いいことばかりではありません。減税や給付の裏には、必ず誰かの負担や、将来へのツケがある。そのトレードオフを隠したまま"目先"を選ばせる語り方が、なぜこれほど繰り返されるのか。問題なのは政策の中身よりも、負担や副作用が見えないまま議論が進んでしまうことだと考えています。では、人が自分の意思で持続可能な選択に向かうには、どう伝えればよいのか。政治部での活動を通じ確かめていきます。
〈一言〉
どんな政策にも副作用があります。それでも目をそらさずに引き受けて選ぶ。それが本来の民主主義だと、私は思っています。