
こんにちは!
横浜金港キャンパスです。
もしかしたら「聞いたことがないキャンパスだな」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
それもそのはず、横浜金港キャンパスは2020年度4月に開校したばかりの新しいキャンパスです。
キャンパスだけではなく、生徒もほとんどが新入生ということで(他キャンパスからの転入生も在籍)、とてもフレッシュな気持ちで新学期を迎えました。
そして、5月8日(金)からはオンライン通学が始まりました。「待ちに待った授業!」ということで、生徒たちもオンラインという環境を楽しみながら、ワクワクした気持ちで登校しています。
※通学コースの全国19キャンパスでは、6月1日(月)より登校を再開しました。
ニュース記事からも詳細をご確認いただけます。「N高通学コースのすべてのキャンパスで登校を再開」
オンライン授業の中から、今回は5月15日(金)に行われた課題解決型学習(PBL)「プロジェクトN」の授業風景を紹介したいと思います。
今回のプロジェクトNのテーマは「QAIKETSU」。
「QAIKETSU」とは「解決」と「Question」を合わせた造語で、この授業は「問い」を通して「課題解決」に取り組むことが目的です。
まずは私たちの身の回りにある困りごとを解決してくれているもの=「QAIKETSU」を探すことにチャレンジ。
「ブルーライトカットメガネ。目の疲れがやわらいだ」「良いハンガー。服をかけるところがゴムみたいな素材だから襟が広い服でも落ちない」「コンパス。きれいな円がかけるようになった」など、生徒たちから「QAIKETSU」を見つけた報告がありました。
ブルーライトカットメガネはまさに今、パソコンを見ながら感じていた「QAIKETSU」かもしれませんし、コンパスという文明の利器ともいえる道具に「QAIKETSU」を見出した生徒もいました。
また、自分のアイデアで困りごとを解決した「私のプチQAIKETSU自慢」もみんなで出し合いました。
とある生徒は大好きな「じゃがりこ」の空き箱で作ったスマホスタンドでプチQAIKETSUができたことを話してくれました。スマホを固定するためのくぼみだけでなく、縦に置いた時にも音を聞こえやすくするための穴と、充電コードを通す穴まで開いている凝った作りになんとも強い愛とこだわりが感じられました。
さらに、授業中に話の流れで、「家にカーテンが付けられない窓がある」という細田先生の困りごとが発見されました。
そこで生徒たちが「解決できるかもしれない」とアイデアを出し合う場面も。
細田先生は「カーテンのつけられない窓」という困りごとが原因で、リモートワーク中であるにもかかわらず徐々に日焼けをしてしまっているそうですが、「突っ張り棒を使ってカーテンを取り付ける」という案を採用するそうで、無事解決しそうですね。これからみんなで細田先生の日焼け具合を観察していこうと思います。
実は、困りごとを解決するという行為は、日常生活の中で私たちが普通に行っていることでもあります。
授業の最初では、身の回りの「QAIKETSU」を探すのに苦労している生徒もいましたが、それは当たり前のことに気がつきにくいということなのです。
今回のテーマは、そんな気がつきにくいことに敏感にレーダーを張って目を向けることで気づくことができる、という生徒にとって大切な練習の場になったと思います。
実際に、チャットで友だちと会話をしたり、いろいろな意見やアイデア、発見を共有することで徐々に「QAIKETSU」に気がつくといった様子が見られました。
これから授業では「オンライン授業での困りごと」の中から自分たちでひとつのテーマを設定し、それを解決するためのアイデアを探していきます。見つけたアイデア実際に自分で実行してみたり、身の回りにあるものを代用としてプロトタイプを作成したりして、ブラッシュアップを行っていきます。
どんな困りごとが、いかにして解決されるのか、とても楽しみです。