
代々木キャンパスでは、9月13日に「プロジェクトN」の中間発表がおこなわれました。
「プロジェクトN」とは、生徒たちが自分たちでプロジェクトを考え、1年を通して実際に取り組む超実践型教育です。
生徒は、6月におこなわれた「N高カイギ」で取り組みたいプロジェクトを考え、そこからプロジェクトの達成に向けて、夏休みや放課後の時間を使って様々な活動をしてきました。
今回は、生徒たちの活動の成果発表の場である、「プロジェクトN」中間発表の様子をご紹介していきます。
午前中は、予選会として各チームが6つのグループに分かれて、グループ内で互いに発表。
そして午後には、各グループで審査員に選ばれた代表6チームが、生徒全員の前で再びプレゼンをします。
まずは予選会。
審査員に自分たちの活動をアピールしていきます。

生徒たちはこの日のために、スライドの作成やプレゼンの練習に励んできました。
一方的に話すだけではなく、アイコンタクトを取りながら聞く人を巻き込んでおこなう姿は、大人顔負けの素晴らしいプレゼンです。
各テーブルでは、今回の特別審査員として登場した奥平校長・上木原副校長・企画部部長を前に、緊張しながらも堂々と発表をしていました。
また発表後の質疑応答にも、一生懸命対応している姿が見られました。

どのプロジェクトも生徒の個性が生きていて、審査会議が白熱するほど。
全グループの発表が終わり、審査員によって最終発表会に進む6チームが選ばれました。
そして最終発表会。
審査員によって選ばれた6チームが、渾身の発表をおこないます。
・VRを使って音楽を可視化する企画
・シェフによるレストランレビューサイトを作成する企画
・N高の良さをアピールする企画
など、生徒たちのユニークなアイデア満載の企画ばかりです。

企画を立てるだけでなく、企業を訪問して調査や担当者と打ち合わせをしたり、webサイトを開設したりと、具体的に活動を進めているプロジェクトも多く、生徒の活動成果に驚かされました。
そのため、発表者だけでなく、聞く側も真剣そのものです。
最終発表6チームの中から、見事、最優秀賞に輝いたのは『障害者支援のためのノートを作成する』という企画でした。


奥平校長による表彰がおこなわれ、
「N高での学びや生活、プロジェクトNの企画を通して、主体性をさらに育み、海外でも注目されるようなN高生になってほしい」
との講評がありました。
感極まった奥平校長の目には熱く潤んだ様子でした。
他のチームの発表を聞くことや審査員からのフィードバックを受けることで、生徒たちにとっても刺激的な1日になったのではないかと思います。
プロジェクトNも中間地点。
生徒たちのさらなる成長に期待します。