
本気で起業を目指す集団、N高起業部。
2020年11月6日(金)、起業部最大のイベントである「起業部特別審査会」が開催されました。その模様を2回にわたりブログでお届けします。
まず今回は、起業部三期生14組が挑戦した予選会についてご紹介します。
予選会では、部員が入部からブラッシュアップし続けてきた各自のビジネスプランのプレゼン審査を行い、特別審査会へと進むチームを決定します。
戸田裕昭氏(起業部特別メンター)やN高スタッフが審査員を務めるなか、オンラインで実施された予選会。どのチームもすばらしいプレゼンを見せてくれました。いくつかのチームを特徴とともにご紹介したいと思います。
■起業部OBメンターとのメンタリングで得た気づきや学びを活かしたプレゼン
起業部のコンテンツの一つであるOBメンターとのメンタリング(※)。メンタリングに積極的に参加し、メンターからビジネスプランや資料スライドのアドバイスをもらいながら、予選会の準備を進めてきたチーム。メンタリングで得た学びを活かしたプレゼンを行いました。
※メンタリング…年齢や立場の近い相手(メンター)と1対1での対話を重ねる中で、問題の解決や新たな気づきを見出す作業。
プレゼン後、審査員からは「実践的な活動を通してノウハウを積み重ねていくこと」や「顧客のニーズ調査の実施」など、今後の活動の参考になる具体的なアドバイスやフィードバックをいただきました。
■ビジネスプランを変更し予選会に臨む!
自身の考えたビジネスプランや資料スライドをブラッシュアップする過程で、本当に自分がやりたいと思えるアイデア(ビジネスプラン)に気づき、新たなビジネスプランとしてプレゼンを行ったチームもいました。
審査員から「アイデアがとても良い!」との声とともに、今後の活動に期待したいという嬉しいフィードバックをいただきました。予選会後、実際にアクションを起こし、アイデアに磨きをかけています。
■今後の活動のヒントとなったフィードバック
ビジネスプランやアイデアのブラッシュアップなど、予選会に向けた準備が思うように進まず、予選会当日を迎えたチームもいました。
今できる精一杯のプレゼンを終え、審査員から「良い原体験ですね。その原体験が実現できる社会になるよう頑張ってください」と言葉をいただき、今後のヒントとなるアイデアを得たことで、もっと頑張っていこうと前向きな気持ちで予選会を終えることができました。
こうして、予選会に参加した14組が各自の活動フェーズの中で最大限の力を出し切り、それぞれのビジネスプランをしっかりとプレゼンすることができました。そして、今回参加した14チームから、特に優れた5チームが11月の特別審査会への切符を手に入れました。
出場チーム発表では感極まって涙するチームや喜びを爆発させたチーム、本選に向け準備をがんばりたいと意気込むチームなど反応もさまざま。惜しくも予選会で敗退となったメンバーからは温かい拍手が送られました。
本選出場チームのプロジェクト
・Helichrysum:あなたの悩みで自分と向き合える社会へ進んでいくSNSサービス)
・Civichat:個人向け助成制度提案ICTサービス事業
・Unpacked:U18キャリア教育支援事業
・Sympathizer:“独り言に共鳴する”音楽好きのための文章交流プラットフォーム)
・FreFre:外国人と日本人が助け合うコミュニティを作ることができる日英SNS「FreFre」
予選会に参加した起業部メンバーの感想を紹介します。
「鈴木顧問の『特別審査会はゴールではない』、その言葉が頭に残った。私は特別審査会予選で悔しくも敗退してしまったけど、たしかにここが終着点というわけではない。この悔しさをバネにし、他の参加者のすばらしい意見、真似すべき要素を冷静に取り入れ、一歩前進していきたい」
「特別審査会に臨む過程ですごく成長できて良かった。審査を意識して、ビジネスプランをより磨こうと大きな変更をしてしまったことも、結果的に良かったと思う」
「改めて、自分の思い描いているビジョンを絶対に実現する、という強い思いになりました。予選会を通して自分の足りない部分が明確になり、リサーチやインタビューなど、もう一度基礎をやり直さなければと感じました」
他にも「プレゼン時間内では上手く伝えることができず悔しかった」「考え方や伝え方を工夫しようと思った」「もっと成長したい!」といった感想が寄せられました。
予選会で得た学びや気づきは起業部メンバーにとって大きな経験となりました。
とは言っても、ここはまだ序盤。次回は、予選会を突破したチームによる特別審査会の様子をお届けします!
さらにレベルアップした生徒たちの姿をご期待ください。