
※このブログは、この春、N高(江坂キャンパス)を卒業した大倉凜久さんに卒業前に書いてもらいました。
みなさんこんにちは、今年3月に卒業する大倉凜久です。今回のブログでは、N高を卒業するにあたって、僕がN高で学んだことをみなさんに伝えたいと思いブログに登場させていただきました。
さっそくですが、僕がN高生活で学んだ一番大切なことは“主体的に動くこと”です。
まず、主体的に動くというのは、自主的に動くということとは違うということに気づきました。自主的に動くというのは、やるべきことを他者からある程度明確にしてもらっているものに対して自分で行動すること。
その一方で、主体的に動くというのは、自分でやるべきことを考えてゴールを設定し、ゴールまでの道のりも自分で考えながら動くこと。
この二つの大きな違いは、自分の行動に責任を持っているかどうかということに気づきました。
自主的に動く場合は他者からやるべきことを与えられている状況。たとえミスをしても、与えた側がある程度守ってくれるだけでなく、うまくいかなかった場合も自分ごととして捉えられずに、相手のせいにして言い訳ができてしまいます。
しかし、主体的に動く場合はすべて自己責任。自分の意思が明確なため、目の前の課題を自分ごととして捉え、他者のせいにすることなく自分がどうするべきなのか考えることができます。
たとえばNゼミ(※1)というさまざまなテーマについてディスカッションする授業で、自分の主張がうまくいかなかったとします。その時に議題や他人のせいにしていてはそこから先の成長がありません。
僕がとったそこからの行動は、関心の高くない議題の時でも自分の意見を言う代わりに他の人の意見を要約したり、意見を言いたくても言えない人に話を振ったりしながら議論の交通整理に努めました。
このように主体的な姿勢でN高の授業を受けることで、ファシリテーションの能力が高まり新たな発見や成長がありました。
※1 Nゼミとは…毎週放課後に少人数でグループディスカッションを行う会

また、主体的に動くことによるメリットはほかにもありました。それは先生や友人たちから応援してもらえるようになったということです。
もちろん応援してもらうために主体的に動くわけではないですが、僕の経験した、受験前に先生やティーチング・アシスタントの先生、江坂キャンパスのみんなに「がんばってね」って応援されたことはとても嬉しかったし、本番でも力になりました。
そのこともあり、誰かに応援されることはすごい嬉しいことだし、自分のためにもなるよということはしっかりと伝えたいと思いました。
主体的に動くこと、これがN高生活で僕が学んだ最も大切なことです。
それ以外に、個人的に感じているN高でやってよかったこと、もっとやればよかったと思うことのベスト3をそれぞれ挙げさせてもらいます。
やってよかったことの3位はイベント実行委員、2位はN高通学コースの課題解決型学習(PBL)「プロジェクトN」へ積極的に参加したことです。
目の前にあるさまざまなチャンスに積極的に自分から手を挙げて参加してみてください。きっと成長につながるはずです。
もっとやればよかったことの3位は「N予備校(※2)」。
N予備校には面白いコンテンツがたくさんあるので、ぜひ学びの機会として活用してみてください。
※2N予備校とは……授業、問題集や参考書などの教材、Q&Aシステムがひとつになったオールインアプリ。角川ドワンゴ学園の生徒は、すべてのコンテンツを無料で使うことができる。
2位は、PJS(プロジェクトシート)の更新です。目標を日誌など目に見える形として残すことで、自分の変化や成長をより実感できると思います。
そしてやってよかったこと、もっとやればよかったことの1位は、どちらも、“たくさんの人と話すこと!”
N高には個性的な人たちが数多くいます。 卒業までにいろんな人と触れ合って、大いに刺激を受けてください。
みなさんが悔いのない、楽しいN高生活を送れることを願っています。