
代々木キャンパスと心斎橋キャンパス共に隔週で行われていた、週3および週1で通学する生徒向けの授業「ベーシックN」。3月14日、その最終回となる授業が両キャンパスで実施されました。

ベーシックNでは、1年を通して「書く」「話す」「自己表現」の3つのメソッドからコミュニケーション能力を育成する目的で様々なプログラムを実施してきました。
いよいよ最後となった今回のテーマは「プレゼン」。履修している生徒たちにとっては大勢の前で行う初めての発表ということで、緊張もひとしおだったかもしれません。
発表の前の週にはメンバーで集まってプレゼンの練習をするなど綿密な準備をした生徒たち。本番に向け、準備は万端です。
いよいよプレゼン本番。


代々木キャンパスでは、井の頭線の魅力を紹介する生徒もいれば、大好きなチョコレートをについて紹介する生徒も。
また、心斎橋キャンパスではバレエについて紹介する生徒、自分の好きなキャラクターの魅力を話す生徒など、発表内容は生徒によって十人十色でした。
はじめは緊張している様子がひしひしと伝わってきましたが、発表が進むと徐々に口調も明るくなり、選んだテーマの魅力をスライドや言葉、ジェスチャーを合わせ、自分の持てる力を尽くして表現していました。
「人と関わり、自分の思いを伝える」というベーシックNの授業において、1番大切な部分をしっかり押さえた発表を見ることができ、懸命に話す生徒たちに大きな成長を感じました。


発表者は、初めてのスライド作りに苦戦しながらも、真剣に、そして、楽しそうに準備していました。
聴き手の生徒たちも、ただ聴いているだけではありません。
相槌を打ちながら真剣に発表を聴き、チェックシートに記入していきます。
フィードバックを返す際には「お疲れ様」「わかりやすかったよ」など温かい言葉もかけられ、発表側だけでなく、聞き手側が「傾聴」することを学んだ様子も感じられました。

人との関わり方を学んできた授業の集大成。
授業の最後には先生からまとめの言葉が贈られました。
「人は他の人と一緒に生きていく。だから、自分の思いを言葉にして伝えることは絶対に必要で大事なこと。みなさんが一生懸命やってきたことは必ず役に立つ」
先生の言葉が心の底からわかる日がいつかやって来る。そんな気にさせてくれる授業の最終回でした。