
※「N高生の国際交流 スタンフォード大学国際教育プログラム2018 <Part1>」はコチラからご覧ください。
◾️授業(1週目)
時差ボケ(日本との時差は16時間)が抜けない2日目から、すぐに授業が始まります。
サマープログラムでは、平日の午前と午後に150分の授業が1コマずつ、それ以外の時間もアクティビティやプロジェクトを進める時間など、1日のスケジュールはびっしりと埋まっています。
本プログラムにおける授業の特徴は「ただ英語を勉強する」のではなく、「スタンフォードが誇る各分野の授業を英語で受ける」ということ。授業の分野も、政治学や生物学、ゲーム理論など多岐にわたります。

授業は全てアクティブラーニングで展開されるため、生徒たちの積極性が問われます。
英語で次々と質問していく中国グループの生徒たちに、開始直後から圧倒される日本の生徒たち。しかし、このまま黙々と授業を受けるわけにはいきません。
授業では、毎回グループディスカッションやプレゼンテーションを求められるので、生徒たちは自然と自分の意見を英語で発信していくようになります。
日本であれば座学で受けるような知識を、ゲームやワークを通してアクティブに学ぶスタンフォードの授業に、「日本でもこういう風に授業を受けたい」と語る生徒も。


「頭では分かっているのに英語で表現できない。」
最初は歯痒い思いをしていた生徒もいましたが、いざ発言してみると、教授は勿論、他の生徒たちも発言者の細かい英語力は気にしません。どんな意見でも歓迎してくれます。
むしろ、意見を言わないと授業に参加しているとはみなされないので、自然と授業での発言量も増えていきます。
英語力の他にも、積極性や瞬発力など、学びに向かう力も鍛えられる本プログラムでの授業。
難しいテーマに協力して挑戦していくことで、一緒に授業を受けるグループの仲も一気に深まります。
いつの間にか他の国の生徒と笑顔で挨拶を交わしている……という光景を、序盤のうちから何度も見ることができました。


◾️アクティビティ(1週目)
授業以外の時間は、異文化交流会(各国の文化を披露する場)の準備や、アクティビティなどに割り振られます。
2日目の異文化交流会の準備時間には、みんなでラジオ体操の練習。その合間には、初日の授業の感想などを伝え合う姿もチラホラと見られました。
緊張した初回授業の後だからこそ、気心の知れた仲間たちと集まる時間は息抜きに最適です。
練習が終わった後は、「だるまさんが転んだ」でリフレッシュしました。


3日目と5日目にはアクティビティが行われました。
サマープログラムでのアクティビティは選択制で、バスケットボールやサッカーといったスポーツから、大学内のブックストアやスパ、ヨガなど、さまざまなジャンルが用意されています。ブックストアでは、お目当てのスタンフォード大学の公式パーカーをゲットしました。


日曜日には、みんなで市内のショッピングモールへ。
大学の敷地内でお土産が買えるのはブックストアだけということもあり、この機会にお土産を選びました。
ショッピングモールから帰ってきた後は、インド人の女子生徒たちと、合同でバスケットボールを楽しみました。
休憩時間も「Youtube」を見ながら一緒にダンスを踊るなど、お互いの距離はだいぶ近づいたようです。


◾️異文化交流会(Multicultural Exhibition)
スタンフォードでの生活にも慣れてきた1週目の土曜日。プログラムの目玉の一つでもある異文化交流会が行われました。
初日のウェルカムパーティと同様、全ての国からの参加者が集まって各国の文化をブースで紹介したり、それぞれの国が誇る素晴らしいパフォーマンスを披露したりする、大規模なイベントです。
中国のグループの生徒たちは伝統的な「舞」のパフォーマンスを、メキシコのグループの生徒たちは情熱的なダンスを披露するなど、どの国のステージ発表も気合いが感じられます。
全ての国のパフォーマンスに大歓声があがり、会場全体をとてつもない熱気に包みこまれました。


「ラジオ体操」では、日本のグループと観客全員が一体となって体操を行うというシーンも見ることができました。
「It’s COOL!!」
歓声があがり、各国の生徒をはじめ、引率の先生方やスタッフの方まで全員が「ラジオ体操」に挑戦してくれました。
パフォーマンスが終わるとさまざまな国の方から記念撮影を求められ、やはり“浴衣”は大人気でしたよ。





