
慶應義塾湘南藤沢高等部:慶應、灘高等学校:灘、早稲田実業学校高等部:早実、N高等学校:N高
(以下略)
1列目(左より):N高Iさん、早実Nさん、早実Iさん、慶應Kさん、灘Tさん、引率久保先生
2列目(左より):慶應Aさん、N高Yさん、N高Hさん、慶應Kさん、灘Fさん
※「N高生の国際交流 スタンフォード大学国際教育プログラム2018 <Part1>」はコチラからご覧ください。
※「N高生の国際交流 スタンフォード大学国際教育プログラム2018 <Part2>」はコチラからご覧ください。
◾️授業(2週目)
楽しかった週末も終わり、2週目の授業が始まります。
スタンフォード大学の敷地面積は、東京の杉並区とほぼ同等ということもあり、教室への移動は遠足感覚。天候に恵まれた今回のプログラムでは最高の散歩となりました。
2週目の授業は、暗号学や模擬裁判、Unity(ゲームを開発するために、頻繁に使用する機能を簡単に使えるようにまとめたもの)を使った3Dモデリング(ソフトウェアを利用して、数学的に表される線を組み合わせて立体的な物体や形を表現する手法)など、専門的で興味がそそられるものばかり。
「Digital Anatomy LAB(解剖学)」という授業では、AR・VR技術を使った解剖を体験したり、薬につけられた本物の臓器に触ることができました。


また、パネルディスカッションも行われ、シリコンバレーで活躍する起業家たちから「起業家精神」、スタンフォード大学やハーバード大学で学ぶ大学生たちからは「大学で学ぶこと」について、貴重なお話を聞くことができました。
「知識よりも情熱を持ちなさい!」
「失敗を恐れず、回り道も歓迎しなさい!」
投げかけられる数々の熱い言葉に圧倒されながらも、終了後は勇気を出して起業家や大学生の方に質問をする生徒の姿もありました。


そして最終授業日に開催されるのが、本プログラムのもうひとつの目玉でもある「GSP(Global Solution Project)」です。
「GSP」とは、自分たちが理想とする島国を作ることを目的としたワークです。与えられた島国の情報(場所、地形、気候、広さ、環境)がグループによって少しずつ違うというのがこのプロジェクトの面白いところ。5ヶ国の生徒たちがミックスされたグループでプロジェクトに取り組みました。
1週目からコツコツと準備を進めて、国名から政治システム・治安維持・軍備・教育システムにいたる細部までを詰めていきます。多国籍なグループで活動する分、教育や政治への考え方も生徒によって全く異なります。
「育った国や環境が全く異なる生徒たちがひとつの理想の国を創り上げる」
今回のサマープログラムの醍醐味が詰まった、有意義なプロジェクトでした。


◾️アクティビティ(2週目)
2週目になると、平日のフリータイムが比較的多くなります。生徒たちはこのフリータイムを使って、大学の敷地内探検など、さまざまな経験をしました。
また、プログラムも後半になってくると、寮ではどの国の生徒たちもスタンフォード大学公式パーカーを着ていて、一体感が生まれていました。


全ての授業が終わった金曜日の夜には、「Fire Pit Night」と称して、スモア(焼きマシュマロのスイーツ)作りが行われました。
スタンフォード大学敷地内のアメリカらしい広大な土地でキャンプファイヤーが行われます。
大変だった授業を全て乗り越えた後に味わうスモアは絶品でした。


◾️修了式・最終日
長いようで短い2週間のプログラムもいよいよ終盤。最終日の夜には「修了式」が行われました。
プログラムの全課程を修了した各国の生徒たちにスタンフォード大学のテーマカラーである赤い修了証が手渡されます。一人ひとり名前が呼ばれると、生徒やスタッフ全員から大きな歓声が湧き上がります。


「修了式」が終わった後は盛大なお別れ会が執り行われ、互いの労をねぎらいながら、ダンスをしたり、食事を楽しみました。
2週間共に頑張った各国の仲間たちや、お世話になった大学生のリーダーとの記念撮影が、至るところで行われます。
仲間たちとの別れが迫り、パーティには熱気と共に、名残惜しさが漂っていました。


来年もスタンフォード大学国際教育プログラムは継続していく予定です。




