
7月に入り、御茶ノ水キャンパスには新たな仲間が16名増えました。
※N高の通学コースでは、ネットコースや他校からの転入生を、4月、7月、10月、1月に迎えています。

新入生のために、有志の実行委員の生徒たちが歓迎会を企画してくれました。
企画内容から生徒たちが意見を出し合い、「プロジェクトN」の授業でも取り組んだ「貿易ゲーム」をすることが決まりました。

貿易ゲームの簡単なルールをご説明いたします。
先進国・発展途上国・後発発展途上国の3つのチームに分かれ、それぞれの国には不平等に用意された資源(紙)・技術(はさみや定規など)を使い、できるだけ多くのお金を稼ぐことを競うゲームです。
はさみや定規を使って紙を切り取り製品を作り、世界銀行へ持ち込みお金を支払ってもらいます。また、他国と協力や交渉をして効率よくお金を稼いでいきます。
初期設定で有利な条件を与えられているため、本来は先進国が裕福になっていくことが多いのですが、御茶ノ水キャンパスの生徒たちでゲームをすると、他チームへの交渉、念入りな作戦により、戦局が予想と反する結果となることもあるのでとても白熱するのです。

当日のルール説明は生徒が担当、ゲームを回すのに重要な役割を果たす、世界銀行の役も同じく生徒が担当しました。
参加生徒全員が活発に声かけをし合い、動きまわり、大盛り上がりです。新入生の生徒もチームに混ざり、作業の分担をしています。
「難しいですね…」
会が終了した後に一言、実行委員の1人がつぶやきました。
実行してみると想定通りにいかないことも多く、また想定外の出来事があった際にどう対応するのか、判断力も必要だということを痛感したようです。歓迎会の主役は新入生ですが、実行委員の生徒にとってもN高での挑戦の機会になったのではないかと思います。
この日、新入生と既存生の仲はぐっと縮まったようでした。
ますます賑やかになった御茶ノ水キャンパスのこれからが楽しみです。