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初開催のVRネット運動会が閉幕 生徒たちが得たものとは?

初開催のVRネット運動会が閉幕 生徒たちが得たものとは?

 

「やったぁーうれしぃー!!」

10月17日(日)、「N/S高 第1回VRネット運動会」のクライマックスの表彰式。白組代表のOstwald(おすとわるど※)さんは、手渡された優勝旗を振りかざしながら叫びました。

歓喜にあふれたこの一言が、VRを使った運動会の成功と、これからのさらなる可能性を物語ることになりました。

このブログでは、生徒たちによって形作られたVRネット運動会の各シーンを紹介します。

※このブログでは、生徒の名前をアバターで使用している名前で掲載しています。

 

VRネット運動会はN/S高にとって初の試み。参加する生徒は、自宅でヘッドセットをつけてVRの世界に入り込み、VR内に用意された会場で赤組と白組に分かれて競技に参加しました。

 

9月から開催された運動会は、まず「Beat Saber」(リズムゲーム)、「ボーリング(Rec Room)」、「Echo VR」(近未来型VR eスポーツゲーム)の3種目が先行して実施され、大会のフィナーレとして、10月17日に「玉入れ」「アーチェリー」「ホームラン競争」が行われました。

 

運動会に参加した生徒の動機はさまざまです。

・普段からプレイしているBeat Saberが競技にあったので、これは参加するしかないと思いました(TsuginoYoさん)

・学園生活で何カ月もVRに親しんできたので楽しそうだなと。競技の中に自分の得意なボーリングもあったので参加しました(hutomotiさん)

 

競技に対する熱いモチベーションに加えて、学園内における新たな交流への意欲も参加目的の一つになったようです。

・新しく知り合える人がいたらいいなと考えました。そこから新しい何かが、つながりができていくのは本当に素晴らしく人間的だと思います(fish_suzukiさん)

 

実際の競技では、Beat Saberはスコアによる予選と決勝、ボーリングは複数回のチャレンジで最も良い点数を競い、Echo VRはリーグマッチによる予選を経て、決勝が戦われました。

 

競技に参加して、生徒はリアルで行われるスポーツと変わらない緊張感や充実感を心から感じていたようです。

・1回目は緊張しすぎて手がものすごく震えました。次の回は緊張せずにいつものスコアに近い点数が取れて優勝できました(hutomotiさん)

 

チーム戦で味わえる仲間との連携や成長も、予選から決勝と複数回の勝負が用意されたVRネット運動会の醍醐味となりました。

・競技の中でコミュニケーションを密に取れたのが一番おもしろかったです(mango.umaiさん)

・最初は仲間とかみ合うような動きができなくて負けていました。でも、最後の試合で3人がベストを発揮できるポジショニングを見つけて、いい結果が残せました。チームの成長を感じました(Sugi1654_jpnさん)

 

熱戦が繰り広げられた9月の競技を終えた時点で、赤組は727点、白組は1129点。赤組も十分に逆転を狙える得点差。

そして迎えた運動会の最終日である10月17日(日)は、リアルの世界は朝から雨模様でした。

しかし、VRの世界では天気は関係ありません。バーチャルキャストというVRサービス内に用意された運動会場では澄みわたる秋空のもと、玉入れ、アーチェリー、ホームラン競争の3種目が13時30分から開始されました。

 

選手宣誓は、赤組代表のゆいさんと白組代表のOstwaldさん。VRネット運動会にふさわしい宣誓で、参加したみんなの気持ちを鼓舞しました。

「途中でヘッドセットの充電が切れても」

「コントローラーを壁にぶつけても」

「最後まであきらめず、仲間とともに全力で運動会を楽しむことを誓います」

 

最初に行われた玉入れは、赤組と白組の生徒が同時にそれぞれのかごに向けて大砲やパチンコを使って玉を射出します。競技時間は3分間。抜きつ抜かれつのデッドヒートは最後までもつれ、残り約20秒から赤組がリードを守って見事勝利しました。

赤組762点、白組740点の大接戦でした。

 

勝った赤組のゆいさんは「奇跡が起こりました。事前の練習では100点以上差をつけられて白組に負けていたので負け戦を覚悟していました。勝つことができてびっくりしています」と興奮気味に語りました。

 

一方、負けた白組のばななさんは「ネットの高校で運動会ができると思っていなかったので、すごく感動しました」と運動会に参加できた喜びを伝えてくれました。

 

玉入れの次に行われたのはアーチェリー。赤組、白組それぞれ3人の選手が競技し、総得点を競い合いました。競技システムがバグを起こしてしまうというハプニングを乗り越えて勝利したのは白組。スコアは赤組890点、白組960点で、こちらも接戦でした。

 

勝った白組のゆづさんは、「リビングで親に見られながら競技したので恥ずかしい」と、自宅で参加するVRネット運動会ならではのコメント。同じく白組の美朱さんは「自分のできる部分は出し切って楽しく終われたので良かったです」と清々しく話しました。

 

一方、負けた赤組のれいさんとちひさんは「バグが来ると思っていなくて、もうちょっといけたんじゃないか」「390点とれましたが、トップの人にはかなりの差をつけられたのがショックです」と悔しさをにじませました。

 

運動会のトリを飾ったのはホームラン競争。赤組、白組各チーム2人、1人10球。通常の投球に加えてブレたり消えたりする魔球が交じる中、4人の生徒がホームランの数を競い合いました。

結果、赤組100点、白組70点で赤組に軍配が上がりました。

 

運動会のフィナーレを飾る3競技を終えた15時23分、最終結果が発表されました。

優勝は2899点を獲得した白組。赤組は2479点でした。そして、白組代表のOstwaldさんに優勝旗が授与され、本ブログの冒頭で紹介した歓喜のシーンに至りました。

・持病があってこれまで運動会にあまり参加できなかったのですが、こんなに充実した時間を過ごさせていただいて本当にありがとうございました(Ostwaldさん)

 

9月から2か月にわたって開催されたN/S高 第1回VRネット運動会。事前の練習や運動会のリハーサルへの参加も含めて、生徒たちが作り上げた初のVRネット運動会はこうして幕を閉じました。

 

リアルとネットをつなぐ新しい形の運動会は、参加した生徒だけでなく、運動会を視聴して応援していただいた皆さんにも競技の楽しさや仲間と協力して一つの目的を達成する充実感、点数を競い合う興奮、そして感動が伝わったのではないでしょうか。

 

最後に、運動会の精神を見事に表現してくれた赤組代表ゆいさんのイラストを紹介します。このイラストは運動会のアバター用のTシャツのデザインとして採用され、参加した生徒はそのTシャツを着用して競技に臨みました。

 

【N/S高 第1回VRネット運動会~VR Sports Festival~】アーカイブ動画

・YouTube:https://youtu.be/L5RE-_sWSu8

・ニコニコ生放送:https://live.nicovideo.jp/watch/lv333898652

・N予備校:https://www.nnn.ed.nico/lessons/482531712

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