■はじめに
はじめまして。N高1年の室井柚輝と申します。今回ご縁があってブログを書かせていただくことになりました。
拙筆な文章ですが最後まで読んでいただけますと嬉しいです。


今回は株主として「株式会社良品計画」の株主総会に出席しました。


■良品計画って何の会社？
「良品計画」という、日常生活で今まで一度も聞いたことのない方もいるかもしれない企業。
実は世界で計1200店舗以上もある「無印良品」の商品開発、流通・販売等を行っている企業なのです！
無印良品は生活雑貨から家電、日用品、化粧品、文房具、衣服、食品、さらに住宅関係やキャンプ場の運営までさまざまな事業を手掛けている会社となっています。
そんな良品計画の企業活動や取り組みに投資部入部前から興味があり、投資部への入部を機に株主となり、今回こうして株主総会に参加させていただきました。


■株主総会、どんなことをしたの？
株主総会では基本的に年に一度、会社のトップや役員を含めた経営陣と株主が一堂に会し、株主に対して決算等報告しなければならない事項の発表や、決議事項の決議、会社の取り組みや報告事項などに関する質疑応答を行い、株主が企業の経営や取り組みに対し影響を与える重要な機会となっています。

今回私が参加した良品計画の株主総会では、上記の事柄に加えて、株主ミーティングという近況報告や会長・社長などの経営陣の方々と実際に意見交換のできる機会もある、たっぷり4時間半の総会でした。
本総会では、良品計画の企業理念から決算状況や財務状況の確認、女性役員の増加に向けて取り組んでいること、地球の今後を見越した環境保全活動、地域の活性化に向けて取り組んでいること等、さまざまなトピックを聞くことができました。
また、株主ミーティングでは、無印良品直江津店で行われていたお米作りの活動について、地域の担当役員の方から実際にお話をお伺いできる貴重な機会もありました。
無印良品が、こうした地域と密着しさまざまな活動を行っていることに驚きました。機会があればぜひ参加したいと思います。

他にも、地政学リスクや世界情勢とどう関わっていくか、海外の文化に合わせた商品作成の方法、地域貢献や利益率の違い、利益とお客さんへの貢献のバランス等、さまざまなことを学ぶことができました。
高校生のうちから大企業の取り組みを事細かに聞くことなど、投資部に入部できたからこそ経験できたと思います。
経営陣の方々のお考え以外にも、他の株主の方々のご意見や無印に思っている事を学ぶことができて、無印良品好きとしても、一高校生としてもメモを書く手が止まらなかったです。


■今回の株主総会で印象に残ったこと
今回、人生で初めて株主総会に参加させていただいた投資ド初心者なので、プロの方から見ると突っ込まれてしまうかもしれませんが、本当に個人投資家の方々との話し合いの機会を大切にしている、という点が一番印象に残りました。
本総会以外にも、年に数回全国各地で「株主・ファンミーティング」が行われていることにも驚きましたが、一般的に平日に行われることが多い株主総会を祝日に開催していたり、質疑を途切ることなく、時間が許す限り希望者全員の質問を受けていたこと、そして一人ひとりに対して誠実に答えていたことにとても感動しました。
印象に残っている質疑応答では、アフリカや南アメリカなどへの進出可能性についての質問について、社長が「企業理念にもある通り、進出するには短期間で地域に貢献をし未来永劫そこに居続ける。今は企業として進出する実力がなく難しい」とご回答されていました。未来永劫その場所に居続け、その地域を活性化させる実力がつくまでは耐えるという企業の姿勢が非常に印象深かったです。
私は、通信制高校等で働きながら学業を行っている学生がここ数年で増えていると感じたため「今後アルバイトの対象を高校生等18歳未満へ拡大していく予定はあるか？」と質問しました。
ご担当者から「現在検討中。今までは時間制限等々の固定概念があったが、今後は学校だけではない体験を無印良品で行っていき、成長してほしい」とのご回答がありました。
私の質問にご丁寧にお答えいただき、嬉しかったです。

■感想
4時間半と、普段こんなに長時間座っていることがなく不安でしたが、とても有意義で内容の濃い、そして株式投資全体に関する学びから良品計画の奥深くまで学べたとても有意義な総会でした。
 
私自身、今年度に初めて投資部に入部した投資初心者で投資に関する知識はとても浅いですが、今回の総会で学んだことを生かして今後の投資部生活を行っていきたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました！


・株式会社良品計画
https://www.ryohin-keikaku.jp

・投資部紹介ページ
https://nnn.ed.jp/about/club/investment/