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【研究部】発見の連続・多ジャンルの学術分野に触れた夏合宿

【研究部】発見の連続・多ジャンルの学術分野に触れた夏合宿


※このブログは研究部3年生、菅野禅さんに書いてもらいました。

2023年8月18日(金)〜8月20(日)の3日間にかけて、研究部の夏合宿が行われました。

研究部とは文系理系の分け隔てなくさまざまな学術・研究活動を行っている中高生が知見を深めることのできるコミュニティーです。
角川ドワンゴ学園内外を問わず、全国からさまざまなバックグラウンドを持った部員が在籍しています。
主な活動内容として、人文科学・情報科学・数理科学・生命医療・社会科学・広域科学の6つのグループに分かれ、月に一度、オンライン上でアドバイザーから研究活動のサポートを受けるグループメンタリングを行っています。
また、Slack(角川ドワンゴ学園で使用しているコミュニケーションツール)上で部員・アドバイザー・卒業生との交流や、研究発表会・特別企画などもあり、部員の研究活動に対する金銭的なサポートも行われています。

今回の合宿の主な企画内容は、部員による研究発表会、特別ゲストによる座談会や交流会です。
部員・卒業生・アドバイザーあわせて約40名が参加しました。

■1日目
メンタリングを通じてオンラインで毎月話していましたが、直接会うのが今回の合宿が初めてという人同士も多く、最初は緊張している様子でしたが、話しているうちに少しずつ打ち解けていきました。


この日は参加した部員・アドバイザー・卒業生が複数のテーブルに分かれ、交流会も行われました。


自己紹介や最近ハマっているものなどのテーマに沿って、参加者のバックグラウンドや考え方等についてトークし、どのテーブルも楽しそうに談笑していました。

普段、他の部員や卒業生、アドバイザーとはリアルの場で接する機会は少ないため、オンラインで話していた際との違い等、リアルでの交流を楽しんでいる姿が印象的でした。


■2日目
2日目はゲストの方との座談会や部員の発表と、プログラムが盛りだくさんの1日でした。
朝食後、早速カンファレンスルームへ向かい、特別ゲストの方々による座談会が行われました。

特別ゲストは、経済思想や社会思想がご専門の東京大学准教授・斎藤幸平さん、理論物理がご専門のカリフォルニア大学バークレー校教授・野村泰紀さん、言語学や情報科学がご専門の作家・川添愛さんの3名。


皆さん普段からメディアなどにも多く出演されていて、各研究分野で偉大な功績を残されている研究者のため、最初は部員たちに若干の緊張感が漂いながらも、高校生の頃の思い出や現在の研究に至った経緯を丁寧に説明してくださり、勉強になりました。
特にゲストの先生方の青春時代のエピソードが一番盛り上がっており、貴重なお話を聞くことができました。

座談会後はゲストの皆さんと交流する機会も設けられており、直接お話しすることは滅多にできない機会のため、とても価値のある体験になりました。
お話を伺いながら自分たちの研究分野との比較や類似点を見つけることができ、新たな発見や研究に対するモチベーションが上がったという声もありました。
お忙しい中ありがとうございました。




午後には部員によるプレゼン発表が行われました。






参加した部員からは、「普段知る機会の少ない分野を研究している人の発表を聞けて楽しかった」、「さまざまな学術領域を専門としている人から自分と全く違う視点からの質問をいただき、見聞を広げることができた」などの感想がありました。

プレゼン発表終了後は、研究内容・資料を貼り出す「ポスター発表」を行いました。
ポスターの横にはホワイトボードシートも設置。皆さん自分の専門外の分野の研究についても活発な意見交換があり、時には図解も交えながらコミュニケーションを取っていました。




特に印象に残っているのはマインクラフトでの簡易コンピューターの作成です。マインクラフトで計算機を構築するというスケールの大きさが印象に残っています。
また、インド映画の研究をしている部員の発表では、一つの作品について映画産業界からの視点や、ストーリーの構成などについて多角的に分析されており、頷くことしかできないような説得力に圧倒されました。
ポスター発表では「部員の発表や質疑応答を通して、異なる分野についても知見を深めることが出来た」といった感想が聞こえ、参加者同士のコミュニケーションの機会としても部員たちに好評でした。


■3日目
最終日の3日目は謎解きなど、部内での交流が活発に行われました。

朝食後、6つのチームに分かれて職員作成の謎解きに挑戦しました。
最初に与えられた謎解きを部屋の中で解いてから、宿泊施設の内外を散策しヒントを見つけていくのですが、随所にさまざまな学術的な要素が散りばめられており、参加メンバーの知恵を出し合うことで一つ一つ謎を解いていきました。





順調に謎を解いていくグループもあれば、一つの謎に1時間ほどかけてゴールにたどり着くグループもありました。
夏の最中で天気がとても良く、外は暑い季節ではありましたが、謎解きに苦労したことを含めてとても良い思い出となっています。

その後は「大布教会」という企画を行いました。
各自の研究分野だけでなく、自らの趣味や特技などを自由に発表し、参加者に「布教」するという趣旨の会です。
過去に開発したソフトウェアや、趣味の折り紙について発表する人もいれば、出場した言語学オリンピックの紹介や黒歴史が残された平安時代の人物について発表する人もいました。





「大布教会」の前半・後半の間には、研究部の卒業生たちが、研究部在籍時に行っていた研究や現在の進路を選んだ経緯などについて、参加者と共有する時間もありました。


以下、合宿に参加したメンバー・卒業生からのコメントを紹介します。
 
■参加者からのコメント
谷津さん(部員)
今年度が高校生最後の年のため、思い出作りのために今回の夏合宿に参加しました。
印象に残った企画はゲストとの座談会です。普段テレビなどに出演されている著名な先生方から、研究の面白さや研究の発端を生で聞けたことが良かったです。自分の研究分野と照らし合わせて違いや共通点を見つけられたのはとても良い経験になりました。
また、自分が所属するグループとは異なる他グループの人との意見交換ができたことも良かったです。全体的にそれぞれの好きなことを突き詰めている人が多いのですが、実際に話していると他の部員の皆さんも自分と同じ10代の中高生なのだと感じ、研究以外の側面を知ることもでき、これからも交流を深めていきたいと思いました。(部員、OB・OG、アドバイザー、どの方々も魅力的な方ばかりでした)
 
大橋さん(部員)
研究部に6月に入部後、合宿が初めての対面イベントでした。他部員との交流に興味があり、また、発表の機会があることで自分の研究活動が捗ると思い参加しました。
プログラムでは"ナンジャモンジャ"(出されたカードに名前を付けてそれを素早く答えられた人が勝利というゲーム)が印象に残りました。自分が馴染みのない分野・自分が興味のある分野をゲームを通じて共有し、学ぶことができました。また、どの分野にも暗記するには適さない用語があることが興味深かったです。(ちなみに、私は"血管迷走神経反射"を挙げました。)
OBOG・アドバイザーとの交流では、専門分野を持っているにも関わらず、幅広い領域へ貪欲に知識を得ようとする姿勢が印象的でした。そのような学問への真摯さが研究成果に表れているのだと思いました。
改めて個性豊かな部員と、適切なアドバイス、サポートをしてくださるアドバイザーや職員の方々から貴重な機会を頂けていることに感謝し、研究活動へ真摯に向き合って数値で表せるような結果を得られるように努めていきたいです。    
 
小林さん(卒業生)
過去部員として参加した合宿に楽しい思い出があったので、今回も参加させていただきました。
部員として参加した時に比べて他分野の方とコミュニケーションをとる機会が多かったように思います。研究部の領域の広さを実感でき、新たな発見がありました。ポスター発表は特に大変良い企画だったと思います。
年々部員のレベルが向上していることも感じます。研究者の卵どころか殻を突き破り社会で華々しく活躍している部員も多く、良い刺激をいただきました。
部員の多くは、高校卒業後も5年〜10年近く学生生活を続け、さらに先に進むことになると思います。長いアカデミア人生で活きるスキルを身につけて、巨人の肩のさらに先を目指せる人物になることを期待しています。
 
中野さん(卒業生)
運営のお手伝いをしつつ、部員との交流や研究のモチベーションを高める目的で参加しました。印象に残った企画は、ゲストとの座談会です。普段メディアでしか見ないような方々と顔を突き合わせて話せたことが印象的でした。今回の合宿を通して、色んな分野の人と交流することで視野が広がったと感じます。また、今まで頭になかった分野に興味が湧いてきたりもしました。
研究部はアカデミックな青春の部活としてもっともっと有名になって、種々の背景をもつ人に入ってきてほしいです。事務局と部員の距離がとても近く部員が主体的にさまざまなことにチャレンジできるので、学校とはまた別の学び舎として、とても価値があると感じます。


最後に、私自身も合宿のことを振り返ってみようと思います。
合宿のことを思い出しながらこのブログを書いていて、もはや懐かしいような感じがしました。
合宿を通して感じたのは、研究部というコミュニティーは良い意味で非常に独特だということです。部員一人ひとりが自分の価値観や専門分野を持っているけれど、同時に柔軟な発想や高度な知識の吸収力を持ち合わせています。
入部前には出会えなかった人たちと出会えて、アドバイザーの方々や運営の方々も部員の研究に興味を持って一緒に面白がってサポートしてくれて、ありがたい限りです。
 

研究部は中高生であれば所属先の学校は問わず誰でも入部することができ、学校に通っていない人も入部することができます。
気になる方はぜひ一緒に研究部を楽しみましょう。

■研究部ホームページ
https://nnn.ed.jp/about/club/kenkyubu/
■研究部X(旧Twitter)
https://twitter.com/kd_kenkyubu

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