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通学コース

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【天王寺】動物園での展示とワークショップに挑戦!
天王寺キャンパス特別プロジェクト

【天王寺】動物園での展示とワークショップに挑戦!<br>天王寺キャンパス特別プロジェクト

 
5月からおよそ1ヶ月間、天王寺キャンパスの週5生が取り組んだプロジェクト、題して、「天王寺キャンパス特別プロジェクト~つながる・かんきょう博in天王寺動物園~」について紹介します。
通学コースは週5コース、週3コース、週1コースがあり、自分に合ったコースを選択できます。火曜日は週5生のみの登校日で、終日AL活動の日。AL活動以外の刺激を求めて参加してまいりました!
 
※ALとはActive learner(アクティブラーナー)の略称です。AL活動は生徒自身が自分のしたいことを自分で計画を立てて進めていく活動を指します。火曜日は終日AL活動で、通学コース内の特別講演や週5生徒だけの特別プロジェクトもあります。今回のプロジェクトは天王寺キャンパスのみの特別なものです。
 
プロジェクトではSDGsに関する内容の展示物の制作と、子どもたちに楽しんでもらうワークショップの企画・運営に挑戦。参加した天王寺キャンパスの1年生、 宮井陽音さんと河口透さんに、感想レポートを書いてもらいました。

※SDGsとは…国連が定めた、17のグローバル目標からなる2030年までに達成すべき「持続可能な開発目標」のこと。

■展示物作成の裏側
皆さん、こんにちは!N/S高に所属している、宮井陽音です。
私たちは、天王寺動物園で開催された、「天王寺キャンパス特別プロジェクト~つながる・かんきょう博in天王寺動物園~」に向けて展示物の制作を行いました。
その制作過程をお届けします。
 
今回の展示内容はSDGsに関係するテーマから選ぶというルールがありました。
私たちは「木材自給率」について取り上げることにしました。
テーマを決めた理由は、最初にSDGsの17の目標からチームで話し合った結果、動物園で行う展示なので、“陸の豊かさ ”に関連するテーマにしてはどうかという話になりました。
チームメンバーから「木材自給率って知ってる?」と提案があり、興味が湧いたので、そのテーマで制作することになりました。

 
私たちは、「木材自給率」のパネル、「過去・現在・未来の森林」を表現するジオラマの2つを制作しました。
 
木材自給率のパネルでは最近問題視されている「ウッドショック」に注目し作成しました。こだわったポイントは、内容を対話型にしたことです。
「パペプ」と「ピポプ」というキャラクターを作り、キャラクター同士が喋り合うことで、小さな子どもや木材自給率についてよく知らない方にも伝わりやすいように工夫してみました。
 
ジオラマは過去・現在・未来にわけ、森林の様子を表現しました。特にこだわったのは環境に配慮した場合の未来と、特に何もしなかった未来の二つの未来を表現したことです。
下書き担当、清書担当、絵画担当、ミニチュア作成などの担当にわかれ、制作を開始していきました。

 
私は清書を担当しました。私自身が麗筆ではないこともあり、思うように文字がかけず迷惑をかけることもありましたが、周りの人の補助や、メンターさんなどと一緒に完成させることができました。

 
この活動で学んだことは、「順序立て」の重要性です。
ジオラマで必要なものを購入したのですが、構想をしっかりと立てていなかったので不必要なものを購入してしまうことがありました。ものづくりではイメージを絵に起こしておくと、必要なものが明確になると感じました。
 
また、臨機応変さも重要だと感じました。当日、展示会場に行くと、想定していた展示方法と少し異なっており、掲示に空白ができてしまいました。
また、ジオラマの説明を制作し忘れていることに気がつきました。
メンターさんや先輩方がその場で対応してくださったのでなんとかできました。私も機転の利いた行動ができるように、別のプロジェクトで経験を活かしたいと思います。

 
■ワークショップを主催
皆さんこんにちは!N/S高に所属している、河口透です。
ここからは6月4日(日)に天王寺動物園で開催されたワークショッププロジェクトについてお伝えします。
このプロジェクトは、天王寺動物園に遊びにきた子どもたちが楽しめる企画を考えて、当日の運営も行うというものです。
今回私たちは「アイロンビーズワークショップ」を開催しました!

■当日の流れ
まず、受付で実物を見せながら簡単な企画説明をし、席番号を渡します。そしてスタッフがお客さんを席に案内し、保護者の方に企画の内容や注意事項を説明します。
その後、実際にアイロンビーズを作ってもらいます。作品が完成したら、アイロン担当のスタッフに渡し、数分間アイロンをかける待ち時間があります。そして、作品が完成し、ワークショップは終了となります。


企画段階では宝探しや射的、アロマキャンドル作成などのアイデアが浮かんでいましたが、子どもたちが楽しめるという点とワークショップであるという点から、アイロンビーズアートをすることになりました。
約1ヶ月かけて、当日の役割や準備するものなどを詳細に考えていきました。
週に1回しか会議時間が取れないというかなりハードスケジュールではありましたが、みんなで協力しあい最後まで考え抜きました。


こだわったポイントは、展示チームのテーマがSDGsなので、それにちなんで自然や薬、食べ物などを作るワークショップにしたことです。
また、小さな子どもたちでも作りやすいように魚やおにぎりなどの型も用意しました。

当日1時間半のワークショップの間では、子どもたちが喜んでいる姿をたくさん見ることができ、高い満足感を感じました。



最初はあたふたしていた我々も、時間が経つにつれ自分たちの役割にも慣れていき、保護者の方々からも感謝され、とても嬉しかったです。
このように、ワークショップは順調に進み、参加者に楽しい時間を提供することができました。
 
とはいえ、今回のワークショップでは自分の力不足を痛感しました。
私は話し合いの進行を担当したのですが、チームのメンバーが気兼ねなく自分の意見を言えるような雰囲気にすることがむずかしかったです。
 
今回はメンターさんからのフォローもあり、なんとか進めることができました。
ゆくゆくはみんながざっくばらんに意見を出せるような、そんな心理的安全性のあるチームづくりができるリーダーになれるよう、別のプロジェクトにも活かしたいと思います。

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