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仲田梨緒さん、宇枝礼央さんの共同企画が
「令和5年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業」に採択

仲田梨緒さん、宇枝礼央さんの共同企画が<br>「令和5年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業」に採択


文化庁が主催する「令和5年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業」の国内クリエイター創作支援プログラムにおいて、N高等学校・1年、仲田梨緒(なかだ・りお)さん、宇枝礼央(うえだ・れお)さんの共同研究企画が採択されました。


文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業は、若手クリエイターの創作活動を支援し、次世代のメディア芸術分野を担うクリエイターの水準向上・育成環境整備を目指して行われているものです。

「国内クリエイター創作支援プログラム」は、5年以上の活動歴または国内外での受賞歴がある概ね40代までのクリエイターが対象で、メディア芸術分野(メディアインスタレーション、ゲーム、アニメーション、マンガ等)の新しい作品創作の企画が募集されました。
今回は140企画の応募の中から16件の企画が採択され、そのうちの一つに、仲田さんと宇枝さんが企画したXR技術を用いたインタラクティブアートプロジェクト「oToMR–Tactus」が選ばれました。
仲田さん、宇枝さんは、当学園の研究部に所属しています。


<仲田梨緒さん コメント>
このプロジェクトは音の可視化をテーマとしたインタラクティブアートです。体験者の現実と仮想現実の境を曖昧にし、音を見て、触って、操るという魔法のような体験を提供します。
私は幼い頃マジシャンになりたかったので、パソコンを入手してからは、XR技術を用いて魔法みたいな開発をしたいと思っていました。
音の可視化については、私の聴覚過敏と母のAPD(聴覚情報処理障害)が直接の開発のきっかけです。環境音を可視化して、自分の手で自在にコントロール、更にアートの要素を取り入れたら面白いのではないかと思い、制作に取り組みました。
宇枝くんとは、去年研究部での私の成果発表にフィードバックをくれたことをきっかけに仲良くなり、雑談の中で宇枝くんから文化庁育成事業を勧められて応募を決意、私から一緒に応募することを提案しました。お互い研究部入部前から存在を認知していたものの話す機会がなかったので、交流する場を提供してくれた研究部と N 高にはとても感謝しています。

今後もアートとテクノロジー、そしてリアルとバーチャルの融合に取り組んでいきます。なお、来年、このプロジェクトの個展開催を予定しています。その際はぜひ私たちのoToMR-Tactusを体験してみてください!

<宇枝礼央さん コメント>
採択の知らせを聞いた時はとても嬉しかったです。
僕は今までプログラミングに特化した大会やプロジェクトに参加することが多かったのですが、アートのジャンルの扉も開いてみたいと思っていて、個人でメディア芸術クリエイター育成支援事業にむけて作品を制作していたところ、 N高研究部のご縁で仲田さんと知り合い、自分の提出しようとしていた作品と、チームで作品を作ることのどちらかを選んだ時に「今までの自分になかった経験をしてみよう」と思ったことが、今回のチーム結成につながりました。
自分がずっと頑張ってきた技術を活かせることが嬉しいですし、使用機材なども今までと違った技術にチャレンジできそうで、とても楽しみです。
そして何と言っても「共同制作」へのチャレンジ、さまざまな変化が自分に訪れるんじゃないかとワクワクしています。

このプロジェクトは教育、リラクゼーション、音楽制作など、さまざまな分野での応用の可能性を秘めていると思います。
来年の個展開催にむけて、チャンスをくださった方々、ご協力いただける方々に感謝しながら、進めていきたいと思います。頑張ります!


■令和5年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業 採択企画一覧
https://creators.j-mediaarts.jp/news/11141

■oToMR–Tactus 企画概要
https://creators.j-mediaarts.jp/project/otomr-tactus

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