学校法人角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校・R高等学校(以下、N高グループ)、N中等部の生徒による「N高グループ起業部」では、起業を通じてイノベーティブな思考を養い、日本や世界を支える人材の育成を目指しています。
2026年2月27日、起業部主催の『N高グループ起業部 ビジネスプランコンテスト2026』が開催されました。このコンテストは起業部部員だけでなく、全学園生が応募できるコンテストです。今回はコンテストの舞台裏として、会場の様子やパブリックビューイングの様子をお届けします。※生徒の学年は、イベント開催当時のものを記載しています。
■学園全体で「挑戦」を応援する文化を
本コンテストは、ビジネスプランの構築や実行を通じて自分と社会との接点を見つめ、自らの進路を考える機会を提供することを目的に開催しています。
一昨年までは起業部部員が自身の起業活動をブラッシュアップする場としてコンテストを実施してきましたが、昨年度からは起業部員に限らず、すべての学園生が参加できる形式へと進化しました。そこには「起業部生の活躍を多くの生徒に知ってもらい、学園全体で生徒の挑戦を応援する機会を作りたい」という願いが込められています。
また、今年度の新たな試みとして「パブリックビューイング」を実施しました。全国約100カ所のリアルキャンパスやオンラインで繋がることで、通学コース・ネットコースを問わず、多くの生徒がリアルタイムで応援に参加できる体制を整えました。
■競い合うライバルであり、共に歩む「仲間」
2回目となる今年度は、学園内から50チーム以上の応募が集まりました。厳しい予選を勝ち抜いたのは、わずか5チーム。
登壇生徒たちは、本番直前まで発表練習に余念がありません。しかし、控室で目に飛び込んできたのは、ライバル同士でありながらも笑顔で談笑する姿でした。
単に順位を競うだけでなく、同じ熱量で社会課題に向き合う「共に頑張る仲間」として認め合う。互いに切磋琢磨する姿勢は、起業部というコミュニティならではの光景です。
■全国が一つになったパブリックビューイング
当日は会場から生中継を行い、全国のリアルキャンパスやオンライン視聴者と繋がりながらコンテストを進行しました。パブリックビューイング限定コンテンツとして、登壇生徒がプランに込めた想いや起業部に所属して良かったことを語るインタビュー動画を放映し、本番に向けて期待感を高めました。
本番中はニコニコ動画のコメント機能を通じて視聴者からの感想が寄せられ、起業部TAによる審査の解説も行われました。休憩時間の「パブリックビューイング限定投票」で1位が決定した瞬間や、優勝者が決まった瞬間のキャンパスの拍手、コメント欄の盛り上がりは、まさに全国が一つになった瞬間でした。
■最終審査に挑んだ5チームと事業概要
当日のステージで熱いピッチを繰り広げた5チームを、発表順に紹介します。
・reposer(ルポゼ)/木下 まおさん(N高2年・ネットコース)
「その日、その瞬間の"わたしらしさ"を表現する」をコンセプトとしたアクセサリーの製造・販売。
・cotobame(コトバメ)/KaZさん(S高1年・ネットコース)
LINEで毎日届く「問い」と「声かけ」で、親子のコミュニケーションを円滑にするセルフコーチングサービス。
・湯端温泉/桑子 友菜さん(N高2年・高崎キャンパス)
貸切温泉を軸に、日帰り温泉と宿泊施設を運営する小規模温泉事業。
・AI-Capt(アイキャプト)/油谷 駿杜さん(S高3年・ネットコース)(株式会社Brownie、株式会社ネルフィン)
タブレットを使い、工場の製造ラインで不良品を検知できるAIアプリ。
・NEXY/小助川 晴大さん(N高2年・ネットコース)
挑戦したい学生が、他の誰かと動き出せる環境をつくるコミュニティ・プロジェクト。
■50チームの頂点が決定!受賞者の声
審査員による厳正な審査の結果、今年度の受賞者が決定しました。
⚫︎最優秀賞受賞:小助川 晴大さん(N高2年)
「このような賞をいただけて大変光栄です。この事業は、自分の過去の経験から生まれたもの。中学2年生で起業した際、突出した成果を出すほど同世代との繋がりは薄くなると感じましたが、高め合う経験こそが人を強くし、それが結果的に社会貢献に繋がると考えています。今後はこの事業を地方、将来的には世界にも広げ、『世界のNEXY』と呼ばれるような事業にしていきたいです」
⚫︎審査員特別賞受賞:KaZさん(S高1年)
「受賞した喜びよりも、ほっとした気持ちが込み上げました。色々な試行錯誤が届いたんだと思います。これまでフィードバックをくださった皆さんに感謝を申し上げます」
■誰かの挑戦が、新しい一歩を後押しする
登壇生徒からは、「多くの学園生に見てもらえたことが嬉しかった」という声が多く聞かれ、今回のパブリックビューイングが大きな励みになっていたことが印象的でした。
また、視聴した生徒にとっても、登壇生徒の挑戦から刺激を受け、自分の将来や挑戦について考える良い機会となりました。
誰かの挑戦が、また新しい挑戦を呼ぶ。そんなポジティブなエネルギーが学園中に広がっていくよう、起業部ではこれからも生徒たちの多様なチャレンジを支えていきます。
<起業部のプログラム>
・起業部
起業やビジネスに興味のある生徒なら誰でも参加できる部活です。ワークショップや起業家授業、チャレンジ企画などを通して起業体験ができるコミュニティです。仲間と一緒に起業を通して楽しく学び合いましょう!(選考なし)
・起業部BLP
Business Leadership Programの略で、本気でビジネスに取り組む生徒のための上位プログラムです。メンタリングや支援金の制度が充実しているので、起業している人、高校生のうちに起業したい人にお勧めです。志の近い仲間が待っています!(選考あり)
興味のある生徒は、Slack#起業部にご参加ください!


