
「N/S高マイプロジェクト」(以下:N/S高マイプロ)は地域や身の回りの課題や、自身の興味関心などをテーマにプロジェクトを立ち上げ、中・長期的に実践する課題解決型プログラムです。自ら課題を見つけ、問題解決のアプローチを思考し、プロジェクトと向き合うことで、自分らしい、社会や人とのつながりを学ぶことができる社会を変える一歩を踏み出すプロジェクト学習です。5期目の今年は、126名の生徒が、BASICクラス・STANDARDクラスに分かれて取り組んでいます(7月末日時点)。
今回は7月の活動の様子を紹介していきます!
※各クラスの説明は前回のブログをご覧下さい。
■マイプロノートの活用
生徒はマイプロノートというオリジナル教材を使用して、毎回課題に取り組んだり、感想を書き留めたりして、まさに“自分だけの”プロジェクトノートを創り上げていきます。
今月は、自分が実現したい未来=“My Vision”について、探索してきた内容を発表し合いました。
初回の授業では「話すことが苦手」と言っていた生徒も、自分自身のことを自分の言葉で一生懸命伝えようとしていました。
また他の生徒の発表を聞くことで、新たな発見が得られた生徒もいたようです。N/S高マイプロでは発表の機会やフィードバックのもらう場面が多くあるので、自分のことを知り、相手に伝えることに何度でもトライして伸ばしていくことができます。
■教えて!先輩!
今月は、過去マイプロに取り組んできた先輩2人を招いてお話を聞きました。先輩の成功も挫折も含めた実体験を聞くことで、生徒からは「どうやってプロジェクトに必要な資金を集めましたか?」「勉強との両立はどうしましたか?」「プロジェクトを通してどんな出会いがありましたか?」などの多くの質問があがりました。
河合さんはN高生時代に、マイナーなスポーツを普及させるプロジェクトに取り組み、現在もその運営を行っています。
当日は、マイプロを始めたきっかけや、プロジェクトに取り組む中での出会い、そして本当にやりたいことを考え続けた経験について、ざっくばらんに語ってくれました。
授業後、生徒からは以下のような感想が寄せられました。
・元マイプロ生で、起業部でも活躍していた方だと知っていたのでお話を聞けて貴重な時間だった。刺激を受けた。
・まず体験してみる、やってみるということが大切であると思った。考えて行動するだけでなく、取り組んでいくことで自分のやりたいことが見えてくるということが分かった。
・N高卒業後もマイプロジェクトの活動を続けることができると知った。
■STANDARDクラス2~4期生 倉田さん
倉田さんはN高生時代に3年間マイプロに取り組み、誰しもが太陽の下で安心して楽しめる社会を実現すべくUVカット専門のファッションブランドを立ち上げました。
当日は、ビジョンを固めていくまでのプロセスや、ものづくりを進める上でのリサーチ方法、がむしゃらに継続することの大切さについて熱く語ってくれました。
授業後、生徒からは以下のような感想が寄せられました。
・どのような方法で自分のやりたいことを発信して行けばいいのか、参考にできる点が多くあった。とにかく自分の口で直接話していく重要性を実感した。インタビューなどをたくさん積み重ねることで、私の実践アイデアが適切かどうかを考えることができることが分かった。
・自分本位で今のプロジェクトを進めてしまっていることに気付かされて、自分と同じ境遇にいる人とちゃんと話してみたり、ネットにある情報だけじゃなく、リアルな声を集めたいと思った。
以上、7月のマイプロ活動をご紹介しました。
8月からは、興味のある外部イベントに参加したり、周りからアドバイスをもらったりと、積極的にMy Visionを外に発信していくことで、それぞれのアイデアに磨きをかけていきます。
今後も生徒のマイプロ活動にご期待ください!
※普段の活動の様子はFacebookでも紹介しているので、こちらもご覧ください。