
今年2月に発足したN高起業部も活動開始から約半年間が経過しました。
8月下旬には、代々木キャンパスと心斎橋キャンパスに関係者が集まり、起業部の半年間の活動を報告する「中間報告会」がオンライン中継で実施されました。
当日は、起業部メンバーの他に、日頃からご指導いただいているデロイトトーマツベンチャーサポート(N高起業部教育プログラム提供会社)のみなさんや、N高教職員、そして特別ゲストとして、株式会社サイバーエージェントベンチャーズの竹川祐也氏にもお越しいただきました。
まずは起業部のメンバーから、起業部が発足してからこれまでに活動した内容の報告をしました。
ビジネスの基礎基本を一から学んだ「特別集中講義」、ベンチャー社長からビジネスにかける想いと生き方を学んだ「特別講義(Global Mobility Service株式会社様、ワンファイナンシャル株式会社)」、苦しい時も悩みを共有し、一緒に伴走してくれたメンターとの「メンタリング」など……。
山あり谷あり、試行錯誤の連続だった半年間を振り返りました。

続いては、この日のメインプログラムである、各チームからの報告タイムです。
起業部に属する5つの各チームが、この半年間の活動報告に加えて、現在検討中のビジネスプランを5分間でプレゼンします。
実は多くのチームが発足時に検討していたプランから、扱うテーマやサービス内容が変更になりました。
集中講義や特別講義、メンタリングを通じてビジネスプランをあらゆる角度から何度も推敲し、慎重かつスピーディーに計画を練り上げてきました。こうしたアクションも、活動を通じて学んできたことのひとつでしょう。
チームの活動報告に続いて、各メンバーが半年間の学びや気づきを発表しました。

「起業するためには、まだまだ自分自身を磨き続けなければいけないことに気づけた。」
「会社を作るためには、良いチームが必要。良いチームのためには、良いリーダーが必要。リーダーシップをもっと高めたい。」
「これまでは個人で動く方が好きなことができるし、楽だと思っていた。でも、起業部でチームを組んでみて、チームでの活動もいいなと気づくことができた。」
「たった数人だけど、チームを作るのはとても大変。でも、チームでないと実現できないことがあるとわかった。」
「サービスを考えるということは、自分のことを考えるようなものだと感じた。」
自分自身のことや、チームに関する話題が多く出たのが印象的でした。
起業部以前の活動も含めれば、すでに1年以上同じメンバーで活動してきているチームもありますが、それだけ時間を共にしていても、チーム一丸となって高い目標に挑むことは難しいことなのでしょう。
ビジネスプランに磨きをかけていくと同時に、良いチームを創り上げていくことは、起業部共通の活動テーマとなっていきそうです。

最後には、特別ゲストの竹川さんからもメッセージをいただきました。
「まだまだこれからだとは思いますが、期待できるビジネスプランもあり、自分自身とても楽しむことができました。なにより、高校時代から起業を目指して本気で取り組むという経験そのものが、とても価値のあることだと思います。ぜひ最後の目標を目指して、悔いなく思いきり活動して下さい。みなさんのサービスが世の中に出てくることを楽しみにしています。」
これまでの学びを再確認し、プロジェクトへの思いを強めることのできた1日となりました。
半年間の実践と経験を糧に、これからも起業部メンバーの挑戦は続きます。