■ベーシック（週3）：午後クラス　S・Mさん

 

S・Mさんはこの1年間でクラスの企画委員として活動しながら9つのワークショップに参加し、オンライン通学コースフェスティバル（通称：オンフェス）の実行委員会を務めました。さらにはN中等部ネットコースの生徒に向けて実施したオンライン通学コース探検会の企画委員会も兼任していました。

 

最初は不安なこともたくさんありましたが、たくさんの挑戦を積み重ねる中でできることが増えたそうです。その結果、段々と自分に自信がつき堂々とした姿で自身の取り組みについて話してくれました。

最後に話していた「やりたいことにとことん挑戦したい！」という言葉には力がこもっており、強い気持ちが伝わってきました！

■ライト（週1）：午後クラス　H・Hさん

 

たくさんの活動に取り組んだH・Hさんは、昨年度を「挑戦と成長の年」と振り返りました。オンフェスのクラス委員やゲーム制作を通して身に付いたスキルを紹介し、オンライン通学コースでの活動が自信につながっているように感じました。

 

また、今年度は「主体的な行動」と「自己管理」をやりたいことに掲げ、自己管理をしっかりとすることで主体的な行動につながり、そうした行動が自分の世界を広げる！と話していました。これからのH・Hさんの活躍が非常に楽しみです。

 

紹介した3名のほかにも、たくさんの生徒が素晴らしい発表をしてくれました。発表用のスライドもよく作られており、視覚的にもわかりやすいものばかりでした。

 

それぞれの取り組みも幅広く、アルペンスキーで世界に羽ばたこうと日々努力している生徒もいれば、聞いている人に発表を楽しんでもらうためにはどうしたらいいかを模索している生徒もいました。

角川ドワンゴ学園という環境を最大限に活かして学びつくそう！と決意し、たくさんの機会にチャレンジした生徒もいれば、自分の将来の夢と向き合い続けた生徒もいます。

そんな生徒たちの発表はどれも心に響くものがあり、この1年間の変化や成長を強く感じることができました。

 

最後に、この1年間生徒たちを見守ってきた職員より、生徒の変化について話してもらいます。

 

これまで皆さんの授業や課外活動の様子を見てきましたが、本当に十人十色の変化と成長を見せてもらいました。何よりも嬉しいのは、皆さんが自分の意見や考えをしっかりと人前で発表できるようになったことです。多くの人の前で話すことや、他人とは違った意見を発することは、きっと緊張を伴うチャレンジだったと思います。しかし、何度もワークに取り組む中で、一人ひとりの個性的なアイデアや情熱を目の当たりにできたのは、自分にとっても刺激的であり、またこれから先もそうした姿勢を大事に生きて欲しいと願うばかりです！

 

本当に皆さん、頼もしくなったなぁというのが率直な感想です。

昨年の4月にオンライン通学コースに入学してきた際には、やりたいことが見つからなくて悩んでいたり、同級生と話すのに緊張していたり、うまく自分の考えを伝えられずに困っていたりと、いろいろな葛藤を抱えている生徒が多かったように感じます。

でも今では自分のやりたいことに没頭している人もいれば、自分たちでビデオ会議システム「Zoom」を立ち上げて話したり打ち合わせをしたりする人もいます。

 

課題解決型学習プログラム「プロジェクトN」や21世紀型スキル学習の授業では、入学時からは考えられないような素敵な作品をチームで完成させていました。まさしく、オンライン通学コースが掲げている「主体性」と「行動力」が磨かれている生徒がたくさんいるなぁと感じています。

きっと皆さんならこの1年間で得たものを糧に、自分らしく輝いていけると信じています！それほど皆さんの変化には目を見張るものがありました。

 

今年度は大学受験講座やレベル別授業なども始まり、コースの内容もより充実したものになります。互いの成長を感じられる一年になるといいですね！

 

以上、オンライン通学コースの1年を振り返って、生徒たちの成長をご紹介しました。

 

オン通という新しいコースのはじまりを作った1年。多くのことが初めての試みであったり、手探りの挑戦であったりしたことでしょう。しかし、その貴重な経験が確実に生徒たちの自信を築き、また次の1年へと飛び込む力となったようです。

今年度もさらなる成長を見せてくれることを期待して、見守っていきたいと思います。