こんにちは、S高ネットコース3年次生の加藤環季です。
昨年9月からClass H（※1）に所属しており、この記事ではClass Hの一環で取り組んだクリティカルシンキング講座についてご紹介します。
少し長くなりますが、最後までお読みいただけると幸いです！
 
まず初めに、Class Hについて簡単に説明させていただきます。
 
Class Hとは、学園内の難関大学を目指す生徒が集まるコミュニティです。
大学入試を意識した月に1回の”リードテスト”や、勉強進めていく過程での疑問点を現役東大生に質問できる場が用意されてます。
また、学習面のサポートだけでなく、課外活動の奨励として学園内のPBLプログラム（研究部・投資部・起業部・ネットの高校マイプロジェクトなど）の見学が出来るなど、幅広い視野を持って学べる機会が提供されています。
定期的に行われる交流会を通して、同じような目標を持つ生徒同士で楽しく学びを深められるのも、Class Hの魅力です。

そんなClass Hにおける活動のひとつに、クリティカルシンキング講座があります。
 
今回のクリティカルシンキング講座は2月に全5回、1回2時間程度で行われました。
英国オックスフォード大学の先生方に授業をしていただけるという非常に貴重な機会でした。
プレゼンテーションスキルや問題解決の手法に関する授業や、シェイクスピアについての講義など、どの授業もとても興味深くこれからに活かせる内容ばかりでした。
 
問題解決の手法の授業では、鉄道建設工事において実際に起こった”推定との不一致”の事例の考察を通して、“単純なことであっても見落としてしまうことがある”ということを身をもって実感しました。
 
シェイクスピアについての講義では、脚本中で用いられている言葉についての記事を解釈していくことでシェイクスピアの作品の魅力に迫りました。
 
 
また、実際に英語でプレゼンテーションを作るという宿題も出たことで、英語で自分の伝えたいものの魅力をどう表現するかを吟味し、授業で習ったプレゼンテーションの鍵となるポイントを実践する機会にもなりました。
 
「自分が紹介したい商品の魅力が伝わるようなプレゼンテーションをする」という課題が出され、私は日頃から使用している”立つペンケース”をテーマとして選びました。
 
聴衆の興味を惹くように問いかけや具体を用いることを意識して言葉選びや構成を検討しました。このような参加型の授業が多くあったことで海外大学の雰囲気も感じられましたし、英語力だけでなく様々な観点での学びがありました。
 
 

またクリティカルシンキング講座に向けては事前に3ヶ月間の準備講座も開催され、英語の習熟度に合わせて2つのクラスに分かれて行いました。
 
私が参加した討論準備講座ではイギリス英語の発音を学ぶ課題が出るなど、実際にクリティカルシンキング講座を受ける上で非常に有用なスキルを身につけることができました。
 
毎回の授業で2〜3名のグループに分かれての話し合いや意見交換が行われるので、英語力を向上させるとともに他のメンバーとの仲を深める機会となりました。
 
この講座全体を通して学んだことは、日々できることを少しずつでも続けるといつしか実を結ぶということです。
 
初回の授業では英語を聞き取ることができず、途方に暮れてしまいました。
しかし、”各授業で1度は必ず発言しよう”という目標を決めて「どうしたら授業の内容を理解できるか」「どうすれば自分の意見を英語で言えるか」をたくさん考え、自分の中で英語の勉強法などを試行錯誤するうちに、段々と聞き取れるようになり発言もスムーズにできるようになりました。
講座の後はリスニング力が飛躍的に上がり、自分でも驚いたほどでした。
 
もし自分ひとりで参加していたら初回の授業で諦めていたかもしれません。
しかし、授業の後に他のメンバーと一緒に復習したり、わからないところを共有するなど、仲間と共に講座に臨めたことで続けることができたと思います。
仲間がいることの良さもあらためて感じることができました。

私は今回このプログラムに初めて参加しましたが、実際に海外の教育を受けてみることで新たな視点や価値観に気づくことができました。
これからも広い視野をもって、自分の中の新たな学びの世界を創っていきたいと思います！
 
最後までお読みいただきありがとうございました。