
通信制高校に通う人の目的はさまざまですが、共通している目標は、高校卒業の資格を取ることでしょう。転入・編入を検討する理由も、部活動や体調面の事情、学び方の希望など人それぞれです。転入・編入のどちらであっても、前の学校で修得した単位を引き継ぎながら、高卒資格の取得を目指すことができます。この記事では、転入と編入の違いやメリット・デメリット、受け入れ時期や必要書類、手続きの流れについて解説していきます。
転入と編入はどう違うの?
「転入」は現在通っている学校から別の学校に移ることであり、いわゆる転校のことです。一方、「編入」とは学校を退学した人が学校へ入り直すことです。前の学校で修得した単位は引き継げる場合がありますが、過去に修得をした単位数によって何年次へ在籍することになるかが決まります。
※単位:各科目の学習を修了したと認められた際に与えられる、卒業要件を満たすための基準。修得した単位数によって、転入・編入時に何年次からの在籍になるかが変わります。
なお、文部科学省は高等学校への編入学について、「第1学年当初の入学時期以外の時期又は第2学年以上に入学すること」と説明しており、校長が学力等を確認したうえで許可する制度になっています。単位制高等学校では、在籍すべき期間を示したうえで許可されます。単位制と学年制の違いをあわせて知っておくと、転入・編入後の学び方をイメージしやすくなります。
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学校によって異なる?転入・編入の可能な時期
転入・編入の可能な時期は学校によって異なるので、あらかじめ情報収集をしておくことが大切です。転入をしたくても、その時期には転入を受け付けていないので、一度退学をしてから編入をしなければならないということもあります。通信制高校は、転入学・編入学してくる生徒が毎年多くいるので、入学を受け付けている時期は1年のなかで複数用意されています。1月~4月の前期と8月~9月の後期の2回に分けて募集をしているところや、1年中転入・編入を受け付けているケースなど、学校によってさまざまですので、公式Webサイトなどを見て確認しておきましょう。N高等学校・S高等学校・R高等学校(以下、N高グループ)では、転入学はネットコースなら随時、編入学は年に4回「4月・7月・10月・1月」に入学が可能です。(※詳細は後述します。)
通信制高校に転入・編入するメリット・デメリット
通信制高校に転入・編入する最大のメリットは、「高校卒業資格が取れる」ということでしょう。高卒資格を取得していれば、大学や専門学校への進学はもちろん、就職を目指す際にも応募できる求人の幅が広がるなど、そのあとの進路の選択肢が増えます。また、登校の頻度や時間に縛られないため、部活動や課外活動、体調面の事情など、それぞれの事情に合わせた高校生活を送りやすいのも特長です。
一方で、決まった時間割で授業が進む全日制高校とは異なり、自分で学習計画を立てて実行していく自主性が求められる点はデメリットといえます。ただし、この点は学校のサポート体制でカバーできる部分でもあります。例えばN高グループでは、全ての生徒に複数のメンター※がつき、学習の進捗確認や相談にいつでも対応できる体制が整っています。転入・編入を考える際は、高卒資格の取りやすさだけでなく、こうしたサポート体制の有無もあわせて確認しておくと安心です。
※メンター:生徒の学びや進路実現に向けたサポートをする教育スタッフ。N高グループでは、所属コースにかかわらず全ての生徒に複数のメンターがつきます。
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手続きに必要な書類について
手続きに必要な書類は、新入学・編入学・転入学でそれぞれ異なっています。新入学では、卒業中学校が発行した調査書が必要になります。編入学の場合には、以前の在籍高等学校が発行した学籍・就学状況証明書、成績・単位修得証明書が必要になります。転入学では、現在在籍している高等学校が発行した在籍証明書と、学籍・就学状況証明書、成績・単位修得証明書が必要になります。学校によって必要な書類は異なっているので、公式Webサイトや、資料請求をして届いた資料などで確認しておきましょう。
出願前に確認しておきたいこと
- 自分は「転入学」「編入学」のどちらに当てはまるか
- 前籍校に証明書(在籍・成績・単位修得等)の発行を依頼できるか
- 志望校の受け入れ時期と自分の希望時期が合っているか
- 休学期間の有無と、その扱いを確認したか
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早めに行動をすることが大切
転入・編入先の学校をじっくり検討するためにも、早めの相談と資料請求が安心につながります。
N高グループの転入と編入
N高グループの転入学は、ネットコースが随時〔※〕受け付けています。週5・週3・週1+コースへの転入学は「4月・7月・10月・1月」の受け入れです。編入学は、全てのコースで「4月・7月・10月・1月」が入学月となります。
転入学・編入学ともに、前籍校の学習が加味される場合があります(在籍期間・修得単位)。前籍校の単位を引き継ぎながら新たな気持ちで卒業資格を目指すことができます。ただし、休学期間中は在籍期間に含めることはできません。
※1年次・2年次の最終転入学受け入れ月は1月。3年次の最終転入学受け入れ月は12月。転入学の受け入れ日は毎月1日が基本です。休学期間がある方は、入学時期の希望に沿えない場合がありますので事前にご相談ください。
ネットコースは随時転入学を受け付けているので、入学後学校生活に慣れて準備が整ったタイミングで週5・週3・週1+コースに切り替えることも可能です。どのような学び方が合っているかは個別相談にてご相談ください。
転入・編入の流れ
- 情報収集・資料請求:受け入れ時期や必要書類を確認するため、公式Webサイトの確認と資料請求から始めます。
- 相談(キャンパスまたはオンライン):単位の引き継ぎ状況や入学時期の見通しについて、個別に相談します。
- 出願書類の準備・提出:前籍校に証明書の発行を依頼し、必要書類をそろえて出願します。
- 入学:合否通知を受けて入学手続きを行い、新しい学校生活をスタートします。
N高グループの転入・編入について
この記事のポイント
「転入」は在籍中の学校から別の学校へ移るいわゆる転校、「編入」は一度退学したあとに学校へ入り直すこと
受け入れ時期は学校ごとに異なる。N高グループは新入学・編入学が年4回、転入学はネットコースなら随時
引き継げる単位数によって、編入する学年や卒業までの見通しが変わる
必要書類は新入学・編入学・転入学で異なるため、早めに確認・準備をしておく
出典
- 文部科学省「高等学校への編入学について」https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kaikaku/sikaku/1311001.htm
よくある質問
- 高校2年生からでも転入できますか?
できます。転入は在籍中の学校を移ることなので、学年の途中でも可能です。具体的に受け入れている時期はコースによって異なるため、資料請求や個別相談でご確認ください。
- 前の学校で修得した単位はどこまで引き継げますか?
引き継げる単位数は、在籍期間や修得した単位数によって学校ごとに判定されます。N高グループでは前籍校の学習状況(在籍期間・修得単位)が加味されますが、休学期間は在籍期間に含まれません。詳細は個別相談でご確認ください。
- 転入・編入すると、同級生と卒業時期がずれますか?
必ずしもずれるわけではありません。引き継げる在籍期間や単位数によっても変わります。卒業に必要な単位数や在籍期間の条件を、転編入後の学習も含めて満たせれば、同学年での卒業を目指すことも可能です。まずは個別相談でご相談ください。