
通信制高校とは、基本的に毎日学校に通う必要がなく、郵送やインターネットなどを活用して単位を取得していく学校です。通信制高校の特長やメリットを紹介します。
※通信制高等学校は「通信による教育を行う課程」(学校教育法第4条)と規定された、高等学校通信制課程のことです。
通信制高校とはどのような学校か

全日制高校・定時制高校とは異なる方法で高卒資格を取得できる高校が、通信制高校です。毎日の登校が不要なため、自身のライフスタイルに合わせた学習計画が立てられる点が大きなメリットです。
全日制高校や定時制高校は、平日の日中または夜間に学校へ登校して単位を取得する高校です。一方、通信制高校はインターネットまたは郵送でレポート提出を行い試験を受け単位を取得する高校です。ただし年に一定期間、「スクーリング」(面接指導)※への参加が必要です。
※スクーリング(面接指導):通信制高校において、校舎や指定会場に登校して教員から直接指導を受ける授業形式。卒業のために法令上必須とされています。
通信制高校の単位取得の仕組み(3つの柱)
・レポート(報告課題):各科目の学習内容をまとめ、郵送またはオンラインで提出する
・スクーリング(面接指導):年に数日〜数十日、校舎や指定会場で対面授業を受ける
・単位認定試験:学期末などに実施される確認テストに合格することで単位が認定される
全日制・定時制との主な違い
3つの課程の最大の違いは「登校頻度」と「学習スタイル」にあります。いずれも卒業すれば同等の高卒資格が取得できます。
項目 | 全日制 | 定時制 | 通信制 |
|---|---|---|---|
登校日数 | 週5日程度 | 週4〜5日(夜間等) | 年数日〜数十日 |
標準修業年限 | 3年 | 3〜4年 | 3年以上 |
学習方法 | 対面授業中心 | 対面授業中心 | レポート・オンライン中心 |
高卒資格 | 取得可 | 取得可 | 取得可 |
通信制高校の生徒数と現状

通信制高校の生徒数は近年増加傾向にあり、多様な背景を持つ生徒が在籍しています。
文部科学省の学校基本調査によると、通信制高校の在籍者数は増加を続けており、305,197人になります(文部科学省「令和7年度学校基本調査」)。かつては「働きながら学ぶ社会人向け」というイメージが強かった通信制高校ですが、現在は中学卒業後すぐに入学する生徒も多く、進学先の選択肢として広く認知されており、高校生の約10人に1人が通信制高校の生徒です。
参考データ
出典:文部科学省「令和7年度学校基本調査」
通信制高校 在籍者数:305,197人
全日制+定時制高校 在籍者数:2,873,619人
通信制高校にはどんな人が通うの?

生徒のやりたいことや環境、抱える事情が多様であることが、通信制高校の大きな特長です。特定の背景を持つ人だけが通う学校ではなく、それぞれの目標に向けて学ぶ場として選ばれています。
通信制高校を選ぶ理由は人それぞれです。たとえば次のような生徒が在籍しています。
・自由な時間を活かし、好きなことに打ち込んだり専門的なスキルを身につけたい人
・大学受験に向けた学習と高卒資格の取得を両立したい人
・何らかの事情で高校を中退・転校した人
・自分のペースで勉強し、高卒資格を得たい人
・スポーツや芸能活動など、学業以外の活動に専念したい人
・働きながら高卒資格の取得を目指す人
登校回数が少ない分、自由になった時間を自身の目標に充てられるのが通信制高校を選ぶ大きな理由のひとつです。
N高グループにはどんな人が通っているの?
ネットの高校として最先端のオンライン学習環境を提供しているN高グループでは、ICTツールを活用して日々の学習を行うことで、効率よく高卒資格の取得が目指せます。N高グループには、自由になった時間を自分のために有効に使いながら、学びたいことを学んだり、夢に向かって努力をしている生徒が通っています。生徒数は36,000名以上となり、高校生の約100人に1人がN高グループの生徒です。
たとえば、フランスでロードレーサーになる夢に向かって活動している生徒、プログラミングを集中して学びながらIT企業で働いている生徒、ネットコースに在籍しながら海外留学をしている生徒、高校卒業資格の勉強と並行して大学受験の準備をしている生徒、タレント活動をしながら学習している生徒など、多様なバックグラウンドを持つ生徒が在籍しています。
この記事のポイント
現在は高校生の約10人に1人が通信制高校に通う生徒です。
通信制高校は、レポート・スクーリング・試験の3つで単位を取得し、高卒資格が得られる課程です。
全日制・定時制と異なり毎日の登校は不要で、自分のペースで学習計画を立てられます。
卒業すれば全日制と同等の高卒資格が取得でき、大学・短大・専門学校への進学も可能です。
よくある質問
- 通信制高校を卒業すると、全日制と同じ「高卒」扱いになりますか?
はい。通信制高校を卒業した場合も、学歴上は「高等学校卒業」となります。全日制・定時制・通信制のいずれも、卒業すれば同等の高校卒業資格が与えられます(学校教育法による)。
- スクーリング(面接指導)はどのくらいの頻度で行われますか?
学校や選択するコースによって異なりますが、年間数日〜数十日程度が一般的です。登校形式や合宿形式など様々ですので各学校の募集要項をご確認ください。
- 通信制高校から大学進学はできますか?
できます。通信制高校を卒業すれば、全日制・定時制と同様に大学・短大・専門学校の受験資格が得られます。N高グループでも、高卒資格の取得と並行して大学受験対策を行っている生徒が多数在籍しています。