研究部 個人活動実績

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2021年度 入部

大杉綸

大杉綸

情報科学グループ

プロフィール

「人類の創造力を拡張させること」を信念とし、数十年後の未来に人類の思考を拡張させるツールとなるであろうホログラムを創ることを人生のミッションとしている。ソーシャルVRはそのホログラムに搭載されるOSないしはその前段階になり得ると考え、現在はソーシャルVRの研究開発及びVR空間内でのメタファーに関するリサーチに取り組んでいる。2022年度研究部大発表会審査員特別賞受賞、2021年度スタンフォード大学SPICE修了、SXR (The2ndScienc-ome XR InnovationHub)・AmazonFutureEngineering登壇等。N高等学校3年生。

活動内容

【研究テーマ】

「ソフトウェアの共同開発に適したソーシャルVRの開発」

 

【研究の内容及び動機】

ソフトウェアの共同開発という目的に特化した、開発者向けのソーシャルVRを研究しています。ソーシャルVRとは同一3D空間上で複数人が同時に活動できるシステムのことを指し、3D空間内での共同開発を可能にすることが当該研究の最終目標です。  この研究を始めたのは、プログラミングを独学していた際に苦戦した原体験がきっかけです。一人で開発することの難しさを感じていた僕は、開発者同士がまるでその場に居合わせているかのような共同開発環境があればどれだけ効率的だろうと考えてきました。そこで、その課題を解決するためのツールとしてソーシャルVRが有用ではないかと仮説を立て、開発者向けのソーシャルVRを研究するようになりました。

 

【活動内容】

「ソーシャルVR上での共同開発を可能にする」という目標から、VR空間内でパソコンを再現する方法を調査しています。その調査の中で、「UIメタファー」がVRにおける課題点を解決し、かつパソコンを再現する一つの鍵となることが判明しました。また、ソーシャルVRのバーチャルディスプレイやUIにOSのウィンドウやタスクバーのメタファーを組み込む実験を行っています。

 

【今後の展望】

今後は、ソーシャルVRにウィンドウやタスクバーといったOSのコンポーネントだけでなく、OS自体のメタファーを組み込んでいこうと考えています。具体的には、OSのウィンドウシステムをVR空間に最適化するため、バーチャルディスプレイ周辺のシステム等の設計などを行なっていきます。最終的には「3D空間を持つOS」をコンセプトとした開発者向けのソーシャルVRの完成を目指します。

【N/S高 研究部】特別発表会2022

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