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プロジェクトN通学コース

【プロジェクトN】新年度初プロジェクト始動!
「メルカリ」と考える未来の“価値”

【プロジェクトN】新年度初プロジェクト始動! 「メルカリ」と考える未来の“価値”

 

いつの間にか新緑が眩しい季節となり、大宮キャンパスでも新年度がスタートしました。

大変な状況ではありますが、通学コースではオンライン授業を開始し、画面越しではあるものの、生徒の皆さんと日々楽しく交流しています。

 

通学時と変わらずに英語やプログラミングなどの授業が始まる中、ついにβコースの新年度の課題解決型学習(PBL)「プロジェクトN」も始動。

 

βコースは、アクティブラーナーの生徒(※1)を対象に、自主性やプロジェクトマネジメント力を鍛えるために、生徒が主体となり、設定した目標に向けてプロジェクトを進めていくコースです。(アクティブラーナー以外の生徒はαコースに属します)

 

※1 AL制度(アクティブラーナー制度)とは…N高では、アクティブラーニング(能動的学習)を取り入れています。積極的に学ぶ意欲のある生徒がさまざまなことに挑戦し、教養、思考力、実践力を主体的に高めることを支援するためにできた制度。ALに認定された生徒は火曜日の1、2限と午後の時間割を自身の目標達成のために組み替えることができます。

 

5月13日(水)~6月26日(金)の期間、フリマアプリ「メルカリ」を運営する株式会社メルカリ様(以下、メルカリ)とコラボして

「Project 2040 – 20年後の価値交換を考える 」~メルカリ役員へN高生がビジネスプランをプレゼンテーション~

をテーマにプロジェクトを進めています。

 

今回の「プロジェクトN」の授業では、生徒たちが大人として生きていく20年後の未来はどのような価値交換の社会になっているのか、そこにどのようなビジネスやサービスがあったら良いのかを考えていきます。

最終の成果発表会で選ばれたチームは、メルカリ役員へ直接プレゼンテーションを行う予定です。

 

初回授業からさっそくオンラインでの特別講演を実施しました。

メルカリの紹介から始まり、メインテーマとなる“価値交換”について、「そもそも価値とは何か」「これまではどのように価値交換が行われてきたのか」など、テクノロジーの変遷にも触れながらお話をしていただいた後、

 

1.同じものでも価値は変わる。どのような要素で価値は変わるのか?

2.紙幣に次いで、現在価値交換の仲介をしているものは何か?

といった発問について生徒自身も考え、グループワークで意見を出し合うことも行いました。

メルカリの“エスクロー決済(※2)”や、“使用価値(※3)”と“交換価値(※4)”の関係、“Society5.0(※5)”など、教職員も驚くほど多くの専門用語が飛び交う講演でしたが、画面越しでも生徒たちが用語や説明を聞き逃さないように集中して授業に参加している様子が伺えました。

 

※2 エスクロー決済とは…売り手と買い手の間に第三者を介入させることで取引の安全性を担保する決済のこと

※3 使用価値とは…マルクス経済学の概念のひとつで、商品が使用して役に立つかどうかといった有用性のこと

※4 交換価値とは…ある商品の使用価値が他の商品の使用価値と交換される際の比率を表すもの

※5 Society5.0とは…AIやロボットなどの革新技術を産業や社会に取り入れることで実現する未来社会として日本が提唱するコンセプト

 

これから6月の終わりまで続くこのプロジェクトですが、今回は大宮キャンパスのAL(アクティブラーナー)生2名に授業の感想を含めて3つの質問をしてみました。

 

Q1.自分の目標とALとしての活動内容

Q2.メルカリ特別授業をここまで受けてみての感想

Q3.今年1年の意気込み

1人目は雨森貴史さん。1年生の時から継続してAL活動をしている2年生です。

 

 

Q:自分の目標と、ALとしての活動内容を聞かせてください

A:将来の目標はまだ決まっていませんが、今は世界中の教育を受けられていない子どもを支援するような団体に参加するか、そういった事業を起こしたいなと思っています。そのために、AL活動では国際的に通用する武器を身につけたいと思い、英語や中国語を学習したり、音楽がコミュニケーションの一環になると考え、チェロを弾いたりしています。

 

Q:メルカリ特別授業をここまで受けてみた感想を聞かせてください

A:今回のメルカリさんの授業は自分にとって踏み込んだことのない“価値”という分野でとても興味深く受けさせてもらっています。価値というのは掘れば掘るほど興味をそそられる分野だなという印象を受けているところです。特に印象的だったのが、水とダイヤモンドのパラドックス(※6)の話です。一見価値はダイヤのほうが高いと思いましたが、頻繁に使用するのはどちらかというと水であるという話を通して、価値には主に使用価値と交換価値があるということが理解でき、もっと価値について知りたいと思いました。これからのプロジェクトNで価値交換からビジネスサービスまで考えることになるので、いろいろなアイデアを共有しながら楽しんでいきたいと思います。

 

※6 水とダイヤモンドのパラドックスとは…ダイヤモンドは、交換する時に価値を見出すが、使用する時には水より劣り、水はその逆の考え方ができる。使用価値の低いダイヤモンドの方が圧倒的に高価であり、使用価値の高い水は安価であるという価格のパラドックスのこと。

 

Q:今年1年の意気込みを聞かせてください

A:今年1年は勉強と高校生活の両立が自分の中でのテーマです。去年の前半は勉強がしっかりできていましたが、後半からイベントなどに参加して勉強面が疎かになってしまったので今年はその反省を活かせる年にできたらなと思います。また、できればプログラミングの成果物も残したいなと思っています。

2人目は暁谷美月さん。今年度から新たにAL生になった2年生です。

 

 

Q:自分の目標と、ALとしての活動内容を聞かせてください

A:私はN高に通う中で、人の夢を応援し「そのためには何が必要か」「何をすべきか」を一緒に考え手助けをしてくださる先生方に憧れ、N高の教員になりたいと思うようになりALに挑戦させていただきました。N高の教員の中でも今はまだ少ないであろうデザインや絵に関することを指南できる、そんな美術教員を目指しています。私のALとしての活動内容は、「画塾からの課題に取り組む、デッサンをする。これらを行い、基礎力を身に着ける」「身に着けた力を結果として可視化するために学生向けのデザインコンペに積極的に参加する」主に、この2つを行っています。

 

Q:メルカリ特別授業をここまで受けてみた感想を聞かせてください

A:不安になりながらも一生懸命頑張っています、というのが素直な感想です。

しかしβの授業は私が求めているとおり内容が濃く、一般的な高校生では知りえない知識を身につけられる場です。今回のメルカリさんとのコラボ授業は、発想力や現実的なアイデアを考える力を短い期間で身につけることができる、とても素晴らしい時間だと思っています。

 

Q:今年1年の意気込みを聞かせてください

A:結果を出す1年にしたいと思っています。私は来年受験生になります。そのため、来年に結果を出すのでは遅すぎると考えたので、今年の目標をそう決めました。目標を目標で終わらせないために、1年を通しての計画を綿密に立て、日々のデッサンを怠らずいろいろな人からフィードバックをもらい修正するなどして、自分の納得できる結果を出していけたらと思っています。今年は私の人生にとって大きな分かれ道になる年だと思っているので、ここで負けずに努力をし、より良い未来を勝ち取りたいと思っています。

 

新入生が増え、さらに賑やかになった大宮キャンパスですが、先輩から力強い意気込みをもらい、今年も刺激し合えるキャンパスになることが期待できます。

メルカリコラボプロジェクト以外にもたくさんのプロジェクトを企画していますので、今後もブログの更新楽しみにしていてください。

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