ネットの高校ブログ
サイエンスカフェ開催「論理的に読む(聞く)、書く(話す)、統計学入門」
心斎橋キャンパスでは10月より、理系大学院生のTA(ティーチング・アシスタント)を中心に月に1回放課後の時間を使って「サイエンスカフェ」を開催しています。
(「サイエンスカフェ」とは:主に科学の分野で従来から行われているもので、科学の見地を持った専門家とそれを学ぶ人たちがカフェなどの小規模な場所で一同に会し、コーヒーなどを飲んでリラックスしながら気軽に語り合う場を作るという試みです。)
心斎橋キャンパスで実施しているサイエンスカフェには2つの目的があります。
1つ目は「テクノロジーの基礎であるサイエンスを学び科学的な思考を身につけること」。
2つ目は「実際の問題について自分で考えること」。
例えば、原発や地球温暖化などの問題について自分は何を思い、どのように考えるか。
難しい問題ですが、サイエンスの基礎を知り、自分なりにデータを分析することができれば、その問題に対して独自の答えを見つけ、解決する道筋を考えられるはずです。
生徒たちの「考える力」を養うために、サイエンスカフェでは毎回TAがサイエンスを題材にしたテーマでトークを行います。
N高のサイエンスカフェも授業のように硬いものではなく、お菓子などを食べながら自由な議論ができる「座談会」のような形式です。
テーマについて理解することだけが目的ではないので、気になることや分からないことがあればトークの途中にいつでも質問や意見など自由に発言することができます。
積極的に疑問をぶつけることで生徒にとっては考える力を養う良い機会になっています。
これまでにサイエンスカフェで扱ったテーマは
「第1回—科学とは何か(カール・ポパーの科学哲学)」
「第2回—脳の不思議」
「第3回—論理的に読む(聞く)、書く(話す)、統計学入門」
です。
自分一人で勉強するには難しいと感じるテーマもTAがわかりやすく噛み砕いて話してくれることで、生徒たちは思う存分自分なりの思考に時間を使うことができます。
特に第3回では生徒同士で意見を話し合うワークも取り入れたことで活発な議論が行われていました。
自分の考えたことを周りの生徒に伝え、また他の生徒の意見を聞くことで、考察力を磨き上げていきます。
サイエンスカフェでは他にも、トークに関係するオススメの本などを適宜紹介し、生徒たちの学習意欲を高めるサポートをしています。
次回(第4回)は「数学の歴史」について考えてみたいと思います。
高校生の段階では数学に対して「単なる計算」というイメージを持っている生徒もいるかもしれません。物理分野などのサイエンスでは数式を多く用いることもあり、難しく感じることもありますが、それだけがサイエンスというわけではありません。
数学の歴史や数学者のことを知れば、より「サイエンスとは何か」、「数学とは何か」がよくわかると思います。
生徒たちには、より多面的に捉えることで、サイエンスを身近に感じながら学習を進めていって欲しいと思います。
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