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通学コース 心斎橋・代々木キャンパスの有志生徒が『マインクラフト』を使って 「大丸心斎橋店本館」を復元するプロジェクトに取り組みました

N高等学校通学コースの心斎橋・代々木キャンパスでは、2018年1月29日~3月19日の約1ヶ月半、心斎橋地域のシンボルであり現在建て替え中の近代建築 「大丸心斎橋店本館」 の元の姿を、ものづくりゲーム『Minecraft』(マインクラフト)で復元するプロジェクトに取り組みました。今年度の活動最終日となる3月19日時点での成果を報告します。

 

本プロジェクトは通学コースの大阪心斎橋キャンパス・東京代々木キャンパスで実施されました。心斎橋キャンパスの有志メンバーが中心となり、代々木キャンパスの有志メンバーもオンライン会議システムを通じて活動に参加しました。週に2回、放課後に活動を行い、生徒同士が協働しながらマインクラフトで「大丸心斎橋店本館」の一部を制作し、その都度出てくる課題について解決方法などを議論しながら進めてきました。

 

活動にあたっては、マインクラフトで文化財再生やまちづくりに取り組んでいる東京大学大学院情報学環・客員研究員の田口純子氏ほかの皆様*のサポートのもと行いました。

 

「大丸心斎橋店本館」は、アメリカ出身の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの代表作の一つで、大正末期から段階的に設計され、昭和8年に全体が竣工しました。アールデコやネオ・ゴシック様式等を織り交ぜた華やかな外観・内装は、多くの人々の記憶に残り、愛されてきました。心斎橋キャンパスの近隣にある地域のシンボルを、生徒にとって身近なマインクラフトで復元することを通して、自分の得意なことを活かして地域に関わり、チームで協力し合い、実社会では人々に惜しまれつつも姿を変える街並みの記憶をバーチャルで保存するプロジェクト型学習となることから、「大丸心斎橋店本館」を題材にマインクラフトでの制作活動に取り組みました。

 

3月19日の活動最終日には、大丸心斎橋店より中西真一様・熊田幸裕様に心斎橋キャンパスにお越しいただき、生徒がこれまでの成果を発表しました。

 

 

【活動に参加した生徒の声】

「みんなでつくることは楽しかった。完成させるまでには、時間が足りなかった。今後は大阪の文化をもっと取り込んだ活動ができるといいなと思う。」

 

「(マインクラフトに初めて触って)最初は全然わからなかったけれど、ちょっとは役に立てるようになったのかなとも思う。プログラミングの授業はあるが、ここだと実践できるし、活動メンバーに聞けるのは大きい。」

 

【大丸心斎橋店 中西真一様・熊田幸裕様のコメント】

「入社以来、長年勤務してきた心斎橋店に愛着を持っています。発表を見て感動しました。お客様や地域の方々にも喜んでいただけるよう、いいものができるようにしていきたいので、一緒に頑張っていけたらと思います。」(中西様)

 

「明るくて仲が良くて、それぞれ特性があって、チーム力がある皆さんだと感じました。建替工事に入る時には、お客様に『壊してしまうのですか?』と心配していただいた大切な建物です。マイクラに詳しい方々にも『あいつらすごいな』と言ってもらえるものを作れることができたらと思っています。」(熊田様)

 

【東京大学大学院情報学環・客員研究員の田口純子氏のコメント】

「色々な関心を持った人が集まっているのがこの活動の特色です。プログラミングに興味がある人、マインクラフトで精密な造形を作るのが好きな人、大阪の街に愛着を持っている人、人と関わるのが好きな人、ゲームで人とつながるのが好きな人。そうした人々が協働できることがバーチャルの利点であり、リアルを変えていく力強さになります。従来の建築保存やまちづくりに突破できなかった課題を、彼らと一緒に解いていきたいと思います。」

 

*協力者

田口純子氏(東京大学大学院情報学環・客員研究員 子どもの建築教育)

林憲吾氏(東京大学生産技術研究所・講師 アジア近現代建築史)

川那辺香乃氏(ワークショップ・コーディネーター、BRDG 主宰)

穴水宏明氏(東京大学工学系研究科建築学専攻・修士課程)

 

 

【活動の様子】

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