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【授業紹介】身近なアレコレで科学する“モクサイ”とは?

 

※このブログは、京都キャンパスの山本圭織さん、髙橋芳宜さん(ともに1年)、駒井健也さん(3年)に書いていただきました。

 

入学後しばらくはお互いに人見知りしていた京都キャンパスの生徒たちでしたが、「プロジェクトN」の授業を通してコミュニケーションを活発に取り合うことで、「話せるかな」という不安や苦手意識が払しょくされ、だんだんと仲良くなってきました。

 

そんな京都キャンパスでは10月の毎週木曜日に「モクヨウサイエンス(以下、モクサイ)」の授業がおこなわれました。生物・物理・化学の分野で、さまざまなテーマの実験や観察をおこない、楽しみながら新しい発見をしていく授業です。実験が主となるため、協働作業やチームでの話し合いが求められ、生徒間の距離がますます近づくことも、この授業の醍醐味です。

今回は、そんなモクサイの実際の様子について紹介します。

 

10月3日【生物】スマホ顕微鏡でちりめんモンスターを見る

モクサイ最初の授業は生物。「スマホに少し手を加えるだけで、肉眼では見えないものが見えるようになり世界が広がる」というテーマで、スマホ顕微鏡を作成しました。材料はいずれも身近なものばかり(トランプの切れ端やガラス玉、セロハンテープ、スマートフォンの内カメラ)。

そのスマホ顕微鏡を使い、下記の写真のようにしてちりめんモンスター(ちりめんじゃこの加工過程で混ざってしまった小さな魚の総称)を観察しました。

 

簡単な材料で作ったスマホ顕微鏡ですが、思っていたよりとても鮮明に見ることができ、うまく写る場所を探している時間は非常にワクワクし、はっきりと綺麗に写るポイントを発見したときは少し感動。モクサイ初回にしてもう次のモクサイが楽しみになりました。

 

10月17日【物理】物の長さを正確に測る・空気抵抗について考える

2回目のテーマは「物の長さを正確に測る」と「思考実験」

皆さんは、物の長さを正確に測れていますか?仮説を立てていますか?

この日の最初の実験では、定規を使って身の回りの物を測り、仮説を立てて考えてみました。

 

実験その1  定規を使って消しゴムの長さを正確に測ってみる

まずは、定規を使って普通に消しゴムの長さを測ってみました。結果は49mmでした。

次にもう一度定規を使って今度は正確に消しゴムの長さを測ってみました。結果は51mmでした。

なぜ1回目と2回目で結果が違うのか?

1回目は肉眼で、2回目はスマホのカメラ機能を使って測ったからです。びっくりですよね。

この実験を通して、私は今までいかに正確にものの長さが測れていなかったのかということを改めて感じました。

 

実験その2 アルミカップを使って空気抵抗の実験

大・中・小、3種類のサイズのアルミカップを用意します。その中から2枚選び組み合わせ、接着剤など他のアイテムを使わずにくっつけて落下速度を測りました。そこから、より速く落ちる形、より遅く落とす形の組み合わせをそれぞれ考えました。

この実験を通して、なにも使わなくても2枚のアルミカップが上手くくっつくことがまずわかりました。

そしてグループ内でアイデアを出しながら考えている時間に、また一段とみんなとの仲が深まったなと感じました。

 

10月24日【化学】温度とエネルギーの関係を体感する

この日のモクサイでは「日常の中にある“冷たい”“熱い”などの温度の仕組みについて考えてみよう」「実験を通して温度とエネルギーの関係を体感しよう」をテーマに実験をしました。

 

まず、一人ひとりに風船が配られ、これを使って熱を発生させるとのこと。何の変哲もない風船を前に「一体どうやって?」と不思議に思いましたが、伸ばしたり縮めたりしながら風船に負荷をかけたあとに肌に当てると熱が感じられ、全員が驚いていました。

 

次は、「ブラウン運動」を見る実験をしました。ブラウン運動とは簡単に言えば粒子の運動です。牛乳を薄めた物をプレパラートに乗せ、生物の授業で使用したスマホ顕微鏡を用いて観察します。

気体や液体の中の分子(物質を作る小さな粒々)は自由な状態で常に飛びまわっているため、分子同士がぶつかった勢いで乳脂肪のかたまりが動いているのが見えました。その運動を確認できるまでに、プレパラートの位置を調節したり、牛乳が薄く乗っている部位を探したりと、グループで思考錯誤していくのが楽しかったです。

 

ここまですべての授業が専門的知識がなくても楽しめる内容でした。ただ見ているだけの生徒もおらず、全員が準備から協力して取り組むことができました。

身近なことからいろいろな科学に繋がることが面白く、予想がつかないウキウキ感があります。

自分たちで答えを見つけていこうというスタイルだったので、「次はどんな実験があるのだろう」と次週を楽しみに待つことができる企画でした。

 

 

 

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