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私学教員ユニオンの記者会見について

 

2021年6月11日に報道がありました、私学教員ユニオンの記者会見について当学園のコメントを述べさせていただきます。

 

当学園は記者会見自体に出席をしておりませんので、記者会見の正確な中身については承知しておりませんが、当日の報道、ならびにメディアからの取材を総合して、私学教員ユニオンの行動に強く抗議いたします。

 

当学園のホームページに記載のとおり、亀戸労働基準監督署から是正勧告を受けたことは事実です(具体的な是正勧告の内容は当該ページをご参照ください)。しかしながら、私学教員ユニオンが記者会見で主張されている内容と、事実には大きな乖離がございます。

 

一部報道で、ある教員が最も多い月には90時間の残業をしていたと主張しているとございましたが、この主張は事実と異なります。当学園の調査の結果、当該教員が90時間残業したと主張している月の残業時間は42時間でした。また、土日祝日の出勤が3回発生しており、土日祝日の出勤による勤務時間24時間を合わせると66時間となります。なお、当該教員は、休日出勤分について、その後別の月に振替休日を取得しています。代休を伴う休日出勤の賃金の支払い方法については、別途記載の労働基準監督署からの是正勧告の通りの不備がございました。

 

また、私学教員ユニオンは角川ドワンゴ学園の教員一人あたりの担任生徒数が150人程度であることから、教員が過重労働を強いられており、生徒へのケアも十分にできていないと、記者会見において主張されたようです。

 

当学園が2021年5月24日付で公表した見解にも記載いたしましたとおり、当学園ではそのような指摘は、まったく事実にあたらないと考えております。

 

当学園のN高等学校、S高等学校のネットコースの担任1人が生徒150人を標準として受け持っていることは事実ですが(3年次生を受け持つ場合は80人が標準)、当学園は全日制高校とは異なり通信制高校であること、また分業制を進めていることから、生徒ひとりひとりへ割ける時間は、むしろ多いと考えております。具体的には2ヶ月に一回の生徒との1対1の面談(Zoomにて実施)、3ヶ月に一回の保護者との面談、最低でも1ヶ月に一回のSlack等による声がけを全員の生徒に行うように指導しております。生徒への対応をもっと増やしたいと考えている教員がいることは、教師たるものの本分として当然であり、そのような教員への支援は学園としても続けていくところです。

 

過重労働と言われている点につきましては、事実として、ネットコースの教員の平均残業時間は21.5時間です。見込み残業手当は40時間分支払っておりますので、教員の大多数は実際の残業時間よりも多い残業手当を受け取っていることになります。また、見込み残業時間を超えて残業を行った教員には割増の残業手当を支払っており、サービス残業は禁じています。

 

当学園は、2021年3月18日に当学園の従業員数名が私学教員ユニオンに加入したことの通知をメールで受け、2021年5月2日に第一回の団体交渉を行っております。私学教員ユニオンから要求された事柄について、休憩時間が十分に取れない場合があることについては、調査の結果、事実であると判明いたしましたので、速やかに改善措置を取っています。しかしながら、過重労働であること、担任する生徒が多すぎて生徒のケアができないことについては、私学教員ユニオンからは具体的な問題となる事実を示されておりません。

 

当学園では、もし問題となる事実があれば速やかに是正するので教えて欲しい旨を私学教員ユニオンに対して第一回の団体交渉で伝えております。しかしながら、明確な事実を示していただけていない状況です。今回の記者会見においても、同様の主張を繰り返されたことを残念に思います。今回の労働基準監督署からの是正勧告に、当学園が不当に長時間の残業を強いているという内容や残業代の不払いがあるような内容は、一切、含まれておりません。そのような具体的事実がないからです。

 

私学教員ユニオンとは2021年5月30日に第2回の団体交渉を予定していましたが、私学教員ユニオン側が、Web会議システムを使用して外部と通信を行ったまま団体交渉を行うこと、Web会議の参加者を匿名かつ人数無制限に参加させることに固執されたため実現しませんでした。当学園では充実した意味のある団体交渉のためには教職員の個人情報や学園の機密情報を含む話も出さざるをえないことから、オンライン参加はやむを得ないとしても、誰が参加しているかは明らかにしてほしいと要求しました。また、その後も、どのような条件であれば団体交渉ができるのかについて話し合い、具体的な条件をすり合わせたいと再三の打診をったにも関わらず、まったく返信をいただいておりません。のみならず、延期後の団体交渉の日程調整にも応じていただけていない状況です。

 

私学教員ユニオンは当学園と誠実に団体交渉に向けた話し合いを行うことなく今回の記者発表に至ったようです。

 

当学園では、労働組合の組成と労働組合を通じた団体交渉は、従業員の正当な権利であると認識しております。また、学園内での不適切な事例については積極的に改善したいと考えておりますので、不適切な事例の指摘自体は大変にありがたいものであると考えております。

 

しかしながら、具体的根拠を示さず、団体交渉に向けた話し合いにも応じていただけない状況で、メディアを通じて事実と異なる宣伝だけをするという姿勢には疑問を抱かざるをえません。 

 

当学園の労働環境の改善に向け、私学教員ユニオンには団体交渉を早期に再開させ、当学園との交渉に臨んでいただくことを希望いたします。

 

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