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ネットの高校マイプロジェクト 2021年度 学校代表賞受賞者インタビュー

ネットの高校マイプロジェクト 2021年度 学校代表賞受賞者インタビュー

 

 

ネットの高校マイプロジェクト」(以下、N/S高マイプロ)は地域や身の回りの課題や、自身の興味関心などをテーマにプロジェクトを立ち上げ、中・長期的に実践する課題解決型プログラムです。

自ら課題を見つけ、問題解決のアプローチを思考し、プロジェクトと向き合うことで、社会や人とのつながりを学ぶことができる社会を変える一歩を踏み出すプロジェクト学習です。

 

今回は、STANDARDクラス(※1 以下:STDクラス)で「代表プレゼン(※2)」を行い、学校代表賞を受賞した2人の生徒にお話を聞きました。その内容を紹介します。

※1 「企画立案→立ち上げ→実践→検証」するPDCAを、一年間かけて、自分自身の力で実行することに挑戦するクラスです。

※2 代表プレゼンは1年間プロジェクトを行った生徒から有志を募り、N/S高の校長、副校長の前で自身のプロジェクトを発表し講評をしてもらう最後の総まとめにあたるプレゼン大会。学校代表賞を授与された生徒は副賞として全国高校生マイプロジェクトアワード地域大会に招待されました。

まずは、輝く10代の活動をSNSで広め、これから挑戦する人の背中を押すためのプロジェクトである『輝く若者発信プロジェクト「BACK」』の活動を行なっている西風明さんにお話を聞きました。

 

もともと、学園外で社会課題解決プロジェクトの団体に所属していた西さん。自分自身でプロジェクトを立ち上げてみたいという思いはありながらも、不安な気持ちから行動に移すことができずにいました。

しかし、N/S高マイプロの募集を見て「これなら私にもできるかも」「私自身も社会の役に立つようなことをしたい」と思って参加を決意したそうです。

 

「プロジェクトを始めた当初は正直自分が何をしたいのかが明確になっていなかった」と話す西さん。

N/S高マイプロの最初の授業で自分の過去や思いを言語化するワークを行なった際、自分自身、社会課題解決プロジェクトとの出会いが大きく可能性を広げてくれたという経験があったことに気づきました。

そこから“挑戦する若者を応援する“というテーマを見つけ、現在の『輝く若者発信プロジェクト「BACK」』へとつながりました。

 

プロジェクトに取り組む中で一番嬉しかったことは、「アンケートに80人もの方が答えてくださったこと」だそう。

所属していた社会課題解決プロジェクトのメンバーや、関わりが少なくなってしまった方々がアンケートを回答・拡散してくださったことが西さんの力になったそうです。

 

大変だったことはインタビュー活動だったそう。SNS発信の一環で挑戦している若者へのインタビュー活動を行なっていた西さん。一人ひとりが違う活動をしていたり、違う思いを持っているからこそ、それぞれに合わせた質問を考えてインタビューを行なっていたそうで、プロジェクトにかけた熱量が伝わる体験談です。

 

また、悩んだことも多くありましたが、家族やN/S高マイプロのメンバーと話すことでアドバイスをもらい、解決してきました。

 

プロジェクトを通して感じる自身の変化は「自分自身が発信者になることの大切さを知れたこと」と「周りの意見を受け入れることの大切さを学んだこと」の2つを挙げてくれました。

人見知りを改善して気持ちを積極的に伝えられるようになり、正反対の意見を言われた際も落ち込むことなく受け入れられるようになったそうです。

 

また、今後のプロジェクトや進路についても話してくれました。

プロジェクトでは動画作成やSNS上での講演会の実施を検討しているそうです。

さらに、交流を深めるためのオフ会やコミュニティの運営など、多方面でのアプローチでの展開を考えているとのことで、今後の展開が楽しみです。

 

進路はまだ明確には決まっていないとのことですが、「どんな形であっても社会課題解決プロジェクトは続けていきたい」「大人になっても誰かのために、社会のために頑張れる人でありたい」という強い思いを語ってくれました。

 

最後に西さんからのメッセージを紹介します。

やりたいことが明確に決まっていなくても何か行動を起こしたいっていう思いがあれば、その一歩を踏み出す機会としてN/S高マイプロはすごくいいと思います。1人だと続けられなかったり、最初は不安だっていう人も多いと思うんですが、始めてみたらいろんな人とつながることができて周りに支えてもらえるので、不安があってもきっと続けていけます。

続いて、悩みを抱える学生と、それを心配する人とをアロマグッズでつないで心を支えるプロジェクトである『小さな幸せを届ける!「omamori.PROJECT」』の活動を行なっている石垣心優さんにお話を聞きました。

 

 

高校1年生の冬にN高に転校してきた石垣さん。転校して当時は全く自分に自信がなかったそうです。

他のN高生と関わっていく中で、N高生はみんな何かに熱中して挑戦しているということに気づき「自分も変わりたい!」と思い、N/S高マイプロに参加しました。

 

N/S高マイプロに参加した当初は”貧困や教育”に関するプロジェクトをやりたいと考えていたそう。

しかし、N/S高マイプロが始まる数日前に石垣さんの身近な方が亡くなってしまうという原体験から「悩みを抱える方のために何かできないか」という気持ちを抱き、『omamori.PROJECT』が誕生しました。

 

プロジェクトに取り組む中で一番嬉しかったことは、作製したお守り香り袋を販売した後に、いろんな方からメッセージをもらったこと。「届けてくれてありがとう」「omamori.PROJECTの活動に励まされました」などの温かいメッセージをもらい「このプロジェクトをやっていてよかったな」「独りじゃないんだな」と感じたそうです。

 

一方で、失敗や苦労も数え切れないくらいあったそうです。例えば、クラウドファンディングを試みた際は、約2ヶ月準備をしたにもかかわらず、結果的に諸事情でできなくなってしまったことがありました。

このような体験からプロジェクトを辞めたいと思うこともあったそうですが、「N/S高マイプロの皆さんに支えられて続けることができた」と話してくれました。

 

プロジェクトを通して感じる自身の変化は、自分を客観視したり言語化する力がすごく身に付いたことを挙げてくれました。

N/S高マイプロで自分のやりたいことを形にしていく過程で、過去の自分に向き合うことができたそうです。

「向き合ったからこそ今のプロジェクトがあると思うし、それが結果的に自分の思いとなってたくさんの人に届けることができた」と話してくれました。

 

今後のプロジェクトや進路については、「プロジェクト自体は今後どのように進めていくか模索中ですが、このまま続けていきたい」とのこと。進路は大学で心理学の勉強をして、将来誰かの力になれるような仕事につきたいと話してくれました。

 

最後に石垣さんからのメッセージを紹介します。

自分を変えたいとか、こういうことが好き・興味があるって思った瞬間からマイプロジェクトだと思っています。N/S高マイプロに入ったら支えてくれる人や仲間がたくさんいるので、とりあえず挑戦してみるのがおすすめです。N/S高マイプロで待ってます。

 

西さん、石垣さん、ありがとうございました。おふたりのさらなる活躍を楽しみにしています!

 

西 風明さん

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