ネットの高校ブログ
「N高起業部 特別審査会2019」 <Part1>
一期生報告 第一号法人登記チームの誕生
2019年2月15日(金)、東京・代々木キャンパス。
時折小雪も舞う中、今年もこの日がやってきた。本気で起業を目指す高校生と、本気で起業を支援する大人たちの集団が、また新たな一歩を踏み出そうとしていた。
「ただいまより、N高等学校起業部『2019年特別審査会』を開会します」
どんよりとした曇り空と緊張した生徒たちの姿に司会の言葉が重なり、厳かな空気の中、幕が開かれた。起業部入部の最終審査をおこなう「特別審査会」のスタートである。
N高起業部は2018年2月、ちょうど1年前に発足した。昨年の審査会で起業部一期生が選出されてからの1年。彼らはどのような軌跡を歩んできたのか。審査会は一期生の活動報告から始まった。
起業部は、ビジネス系の大学にも引けを取らない、本格的で多岐に渡る活動をする。起業やビジネスに必要な知識をインプットし、オンラインで全国をつないでディスカションする集中講義、ビジネス系の雑誌でも紹介されるベンチャー社長から学ぶ特別講義、実際にベンチャー企業を支援するプロのコンサルタントとのメンタリング。そして、日本を代表するベンチャー投資家を相手にしたプレゼンテーションの会などを実施してきた。
今まで、大人たちが提供する本格的なプログラムについてこれなかった生徒もいた。言葉にするのは簡単だが、起業までの道のりは思った以上に過酷であり、精神的にも肉体的にもハードだった。それでも、志の高さが前に進む勇気を与えてくれるのはどの世界でも共通である。1年間の汗と涙の結晶が、現実に彼らの目の前に現れた。
「1年間の活動によって一期生は前進を続け、ついに念願の起業が実現しました。N高起業部、法人登記第一号を果たした『Easy Go』チームです。」
司会によって紹介された、「株式会社 Easy Go」の鈴木颯人(最高経営責任者CEO)と山田陽大(取締役)が活動報告と事業計画についてプレゼンテーションをおこなった。開発したアプリサービスは見事にローンチ(新しいサービスや商品を世に送り出すこと)を果たすも、現在は大規模改修中という。山あり谷あり、紆余曲折、試行錯誤…彼らの口からは起業の現実が溢れ出てくる。鈴木CEOはこう締めくくった。
「実際に起業という言葉ははたからみると華々しいことだけど、やってることは起業前と変わらず、地道に、愚直に頑張るしかない」
最終審査を前に、一期生から「起業のリアル」を聞かされた二期生候補の生徒たちの表情は、覚悟を決めた挑戦者そのものであった。
※ニュース記事からも詳細をご確認いただけます。
「N高起業部・第一期生から、第1号起業チーム「株式会社Easy Go」がサービスローンチ」
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