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人気ラノベ“俺ガイル”の誕生エピソードトークも!
作家 渡航氏による 文章が上達するテクニックを紐解く授業

人気ラノベ“俺ガイル”の誕生エピソードトークも! 作家 渡航氏による 文章が上達するテクニックを紐解く授業

 

9月25日(土)に、ライトノベルのガイドブック「このライトノベルがすごい!」において、2014年から2016年にかけ3年連続作品部門1位を獲得、殿堂入りを果たした『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(以下、俺ガイル)』の作者、渡航氏による特別授業「『俺ガイル』渡航の作家授業~リアリティあふれる青春ラブコメのつくりかた~」が実施されました。

 

※ニュース記事からも詳細をご確認いただけます。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の著者 渡航氏がライトノベルの書き方を伝授 【N/S高・N中等部特別授業】

 

講義の司会進行役はお笑い芸人の向清太朗さん。向さん進行のもと、渡さんによる作家授業が始まります。

最初はご経歴からお話いただきます。大学時代は、時間さえあれば図書館へ行き本を読むのが習慣で、月に30冊読んでいたとのこと。

そのようななか就職先が思うように決まらず、「自分の仕事を自分で作ろう」と思い立ち、小学館ライトノベル賞へ応募し、一作目にしてガガガ大賞を受賞されます。その後企業への内定も決まり、会社員兼作家としての生活がスタートしたようです。

渡さんが普段のお仕事で欠かせないアイテムはアイデアノートで、プロットや原稿に取り掛かる前段階として、思いついたことや調べたことなど、アイデアを普段から書き溜めていることを話していただきました。

 

そして講義は“俺ガイル”誕生のエピソードトークへ。

出発点はご自身のブログをほめられたことが誕生のきっかけであったとのこと。それを機に、一作目著書作である『あやかしがたり』とは方向転換し、渡さんご自身の個性にも合っていて、なおかつ、作品のキャラクターの性格に合わせ軽快な言葉で書いていくスタイルが決まったそうです。

 

そのほかにも、思い入れあるキャラクターや渡さんならではのスケジュール管理の考え方などもお話いただきました。

 

続いては、添削コーナーです。

「学校生活のワンシーンを書いてみよう」というテーマで、生徒から事前に募集したところ、たくさん応募があり、そのなかで5名の生徒の投稿作品にアドバイスをいただきました。

 

作品のなかで登場人物が持っているアイテム、例えば「学校ではモノトーンの無機質な付箋を使っているのに、家では可愛い付箋を使っている」など、ギャップのある描写から人物のキャラクター性を映し出すことができるなど、わかりやすく聞き手を楽しませてくれる語り口調でご解説いただきました。

 

そのほか、投稿した生徒からの情景描写の入れ方についての質問には、読者に登場人物の心情が伝わる例として「信号が変わっても足を踏み出すことができない」悩む様子が伝わる描写や、問題が解決したとき「空が晴れ渡る」などの例を挙げ、すぐに活用できるような具体例もたくさん教えていただきました。

 

添削コーナーの後は、質疑応答とメッセージの時間です。

作家と会社員の二足のわらじを履くことの大変さについての質問には、時間管理の大変さはあるけれどそれよりもメリットの方が多く、いろんな場所に身を置いていた方が視野が広がって現場に立つ臨場感も作品づくりに生かされていると話していただきました。

 

キャラクターと物語のどちらを先に作るかという質問には、キャラクターをつくるのはその人物の人生をつくること。

だからこそ、キャラクターの履歴書をつくるくらい作品に出てこない部分も掘り下げて決めておきます。それによってキャラクターが「生きている感」が出ると話していただきました

 

また、9月17日シリーズの最新刊『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。結』の第1巻が発売されたこともあり、発売の経緯についてもご紹介いただきました。

 

学生時代しかできないことや、自分がいやだなと思うことにも挑戦しておく経験が作品に反映されることもあるとお話いただき、さまざまなことを経験しておく大切さについて説いてくださいました。

 

渡さん、具体的なアドバイスやライトノベルの世界の楽しさについてたくさんのことを教えていただきありがとうございました!

■渡航氏 プロフィール

1987年生まれ。作家、脚本家。

ライトノベルの他、アニメ脚本、朗読劇を手掛ける。

主な代表作に『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』『ガーリッシュナンバー』などがある。

■公式twitter:@watariwataru

 

■【司会進行】向 清太朗氏 プロフィール

1980年2月27日生まれ。1999年2月、木村卓寛とともに天津を結成。

現在、5つのラジオレギュラーを抱えている。

自身が手掛けるニコニコチャンネルも好評で、様々なイベントのMCとしても活躍中。

■公式twitter:@tenshinmukai

■ニコニコチャンネル:ムカイワークス

 

以下から、どなたでも視聴することができます。

【番組URL】

N予備校:https://www.nnn.ed.nico/lessons/482531662

ニコニコ生放送:https://live.nicovideo.jp/watch/lv333543805  

※アカウント登録不要です。

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