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【N高マイプロジェクト】3ヶ月でのBefore→Afterがすごかった!
とことん自分と向き合ったBASICクラスの集大成

【N高マイプロジェクト】3ヶ月でのBefore→Afterがすごかった! とことん自分と向き合ったBASICクラスの集大成

 

8月25日(火)、26日(水)に実施した成果発表会で、N高マイプロジェクト(以下、N高マイプロ)BASICクラス、3ヶ月間のプログラムが全て修了しました!

 

BASICクラスは、それぞれのプロジェクトややりたいことを言語化し、それに付随した具体的なアクションを起こすことを目的とした、3ヶ月間の短期集中型のクラスです。

このプログラムの中で得た学びや気づき、自分と向き合う中で見えてきた“やりたいこと”を、3分間のプレゼンテーションにまとめて発表するBASICクラスの集大成が成果発表会です。

 

生徒たちが名付けた「黒マスク組」と「うみ組」の2グループ、総勢56名は、合計6回の全体授業と成果発表会を経て、本当に大きく成長しました。

 

BASICクラスがスタートした時に、みんなで共有した3ヶ月後に目標とする姿は以下の3点でした。

 

1.自分のやりたいこと(プロジェクト)や将来の夢、高校卒業後の進路などを言語化できる人

2.自分の夢(マイプロジェクト)や目標について、自信を持って他人に伝えられる人

3.自分の夢を実現するために必要な具体的なアクションが見えている人

 

これらを踏まえた上での成果発表会では、スタート時点と比べて、自分はどう変わったのかを考察し、変わっていった自分をどう“言語化”して相手に分かりやすく伝えるのかという点が大きな課題です。

プレゼンでは、自作のスライドを使って、自分自身の成長や今思い描いているマイプロジェクトについて3分間で伝えました。

 

当日は、普段関わっているメンター(※)だけでなく、N高の教職員やSTANDARDクラスのメンターなど、多くの方がサポーター(応援者)として駆けつけ、生徒たちのプレゼンに対して前向きなアドバイスや励ましをくださいました。

 

※1 メンターとは……N高マイプロにはNPO法人カタリバがアドバイザーとして参加。マイプロ生は定期的に、カタリバスタッフをはじめ専任教職員やTA(ティーチング・アシスタント)などの大人とメンタリング(面談)を行っており、彼らのことをメンターと呼ぶ。

 

発表会は2日間、各日5つのグループごとに分かれてオンラインで行いました。各グループにはサポーターも参加。生徒たちの成長や前向きな変化を楽しみにしているサポーターたちの期待に溢れた熱い視線が注がれます。

その一方、初めて大勢の前でプレゼンをする生徒からは緊張感が漂い、いつもの明るい雰囲気に加えピリっとした空気も流れていました。

 

発表会のプレゼンの中で、多くの生徒たちが振り返りながら語った“私がN高マイプロにチャレンジしようと思った理由”はこういったものでした。

・自分に自信がないから。

・人前で話せる力をつけたかったから。

・これといった夢や目標も持っていない自分が嫌だったから。

・他の学校ではできないこと、N高だからこそできることをやりたいと思った時に出会ったマイプロで自分の力を試してみたいと思ったから。

・何でもいいから“自分にも何かできるんだ!”ということを証明してみたかったから。

 

おそらく日本中の多くの高校生が心に抱えているであろう、シンプルだけど、とても重要な悩みや思い。

「こんなことを考えているのは自分だけじゃないの?」「周りの人はみんなキラキラして見えるのに、自分1人だけが立ち止まっている気がする」「悩んでばっかりいる自分が好きになれない」。

自分の心の内と素直に向き合おうと決心した生徒たちが、BASICクラス1期生としてN高マイプロに集まり、そして自分の力で道を切り拓いてきたのです。

 

発表後の表情や感想からも、自分自身に大きな変化を感じることができた、と実感していることがうかがえました。

発表を終えた生徒たちの感想の一部をご紹介します。

 

・3ヶ月前の私は「絶対マイプロはやらない!」と思っていたのに、3ヶ月後の今、苦手だったプレゼンを人前で無事やり遂げることができています。私、めちゃくちゃ成長したなあ!と感動しています。

 

・「発表会のギリギリまでプロジェクトについて考えていた」という子がいました。例えうまくできなくても、自分に嘘をつかず、精一杯考えることが重要なのだなと思いました。

 

・最初はなかなかアイデアが思いつかず、マイプロ自体をしんどいと思う時があった。しかし、悩んだ末に行動した結果、運良く成功して活動の幅が広がった。

 

・「目標がなかった」を理由にN高マイプロに参加を決めた人がまわりにたくさんいました。そんな人たちもみんな、N高マイプロの活動を通して、前を向いて生きる力を得ることができたのかなと思います。

 

・マイプロに参加することは、私にとっては大きな挑戦で、勇気のいることでした。しかし3ヶ月経った今日、ものすごく満足できている自分がいます。みんなと話すことで新たな考え方や視点を手に入れることもできました。途中、嫌になってしまった時期もありましたが、誰からも否定されない優しい空間に支えられました。とても有意義で濃い3ヶ月間でした。

 

・マイプロを通して、地方に住む通信制のネットコースの私でも、1人じゃなくて仲間がいるんだなと感じられたので、これからもこの機会をきっかけにたくさんのことに挑戦していきたいです。

 

・自分の夢とか目標というのは、なかなか誰にでも話せることではありません。でもここでは、それを自由に語っても誰も否定したりはしません。むしろ、応援してくれたり、励ましてくれて、「一緒に頑張ろう!」と言ってくれました。ここでしか得られない仲間ができたことがとても嬉しいです!

 

一人ひとりの成長の支えとなったのは、仲間の存在です。クラス内にはチームのような連帯感が生まれ、友だちのプロジェクトがうまくいくよう願ったり、夢が叶っていくことを自分のことのように喜んだりする姿が見られました。また、夢や目標がまだ決まっていなくても、自分の可能性を信じられる安定した心を持つことができれば、生徒たちは自ずと走り出します。そのタイミングは一人ひとり違いますが、自分で決断した時の推進力は計り知れないものになるはず。そんなことを、BASICクラスの生徒だけでなく、関わる大人たちも気づかされました。

 

修了後は、マイプロジェクトをより具体的なアクションに変えていくため、STANDARDクラスに合流して12月まで活動を継続していく生徒もいれば、個人で活動を発展させていく生徒も、ここで一旦マイプロを終えて普段の生活に戻る生徒もいます。さまざまな道に進んでも、自分の夢(マイプロジェクト)はこれからもそれぞれのペースで続いていきます。

 

「ここで終わりにしたくない!」「これからもこのメンバーでつながっていきたい!」

そんな生徒たちの声がどんどん大きくなった発表会の最後には、「同窓会をしましょう!」という声が上がり、盛り上がる生徒たち。またいつか、さらに変化を遂げたメンバーで集えることが楽しみです。

 

これからも自分の壁を打ち破って成長していこうとするみんなの合言葉は、「let's try!」と「いいね!」。

BASICクラス1期生を見守っていただいたたくさんの方々に感謝します。これからも生徒たちのことを見守ってください。応援、ありがとうございました!

 

※これまでとこれからのN高マイプロの様子はFacebookでも紹介しています。

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