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朝から白熱!“敷居は低いが奥が深い”江坂キャンパスの「朝LT」とは?

 

今回は、江坂キャンパスにおけるユニークな取り組みのひとつをご紹介したいと思います。

その名はずばり、「朝LT」!

 

“LT”というのは、“Lightning Talk(ライトニングトーク)”の略で、「会議・フォーラム・シンポジウムなどで、5分程度の短時間の発表が連続して行われるプレゼンテーション(goo国語辞典より)」という意味です。

ただ、インターネット等で調べてみるとお分かりいただけるように、社会のさまざまな場においていろいろな形式で行われており、これといった明確な定義はないというのが現状です。

ごく簡単に言ってしまえば、自由なテーマの短いプレゼン、ということになるのではないでしょうか。

 

そんなLTですが、江坂キャンパスでは朝礼のあとに行っています。これが「朝LT」と言われる所以です。発表する生徒は、モニターに自分で製作したスライドを映し、みんなの前でプレゼンをしていきます。

 

キャンパスにいる生徒の数は日にもよりますが、50人程度と結構な人数なので、立ち振る舞いや話し方には工夫が必要。制限時間は5分程度と短いので、要点をまとめる力も求められます。さらにはスライドの見やすさや話の構成、テーマ選び、などなど、考えるべきところはいろいろあります。発表する生徒の個性がよく表れる、魅力的な朝のイベントなのです!

今回この記事を作成するにあたって、朝LTを行ってくれた2名の生徒に、インタビューを行いました。

植村柚希ん(1年生)

発表日:2020年11月16日(月)

テーマ:色覚異常

発表当時の植村くんは週1コースから週3コース(※)にうつったばかりで、これから新たな友人関係を築いていこうと意気込んでいたところでした。そんなタイミングでのLTだったので、自分のことを知ってもらいたいという思いが強かったようです。自身の抱える「色覚異常」という障害をテーマにプレゼンを行いました。

 

※N高の通学コースはWeekday Course(週5)・3Days Course(週3)・1Day Course(週1)の3つの通学スタイルを用意しています。

 

 

みんなの前で自分の病気について話すことに抵抗はなかったのでしょうか?という素朴な疑問に「自分ひとりで抱えるよりも、周りの人に知ってもらうことが大事だと思った」と答えてくれた植村さん。

 

色覚障害というのは、周りからは気づかれにくい病気。そのため、まずはこんな病気があるということを知ってもらい、理解してもらうことが重要だと考えていたそうです。朝LTを知った植村さんは、そんな自分のことを知ってもらう良い機会だと思い名乗りをあげました。

 

なんと人前でプレゼンをするのは初めて。にも関わらず、「色覚障害について知ってほしい」という強い想いが先立ち、見事にチャレンジを成功させました。

 

「ダンスをやっていたので、人前に出ることには慣れていたのですが、プレゼンは初めてでとても緊張しました」と言うものの、落ち着いた様子で発表し、スライドも見やすくまとめられていました。

 

「内容は簡潔にして文字を見えやすくしつつも、デザイン性を保つという点を意識しました。最初に問題を出して興味を引いたり、聞いている相手の方をしっかり見て話したりなど、発表の仕方も工夫しました」

 

発表後は、いろいろな人から「LT良かったよ」と声をかけてもらえたとのこと。

「週3生になりたてだったので、自分のことを今回のLTで認識してもらえたんじゃないかと思って嬉しいです」と喜んでいました。

 

グループワークなどの際に、色が分からないところを友だちに訊ねたりしやすくなったとも言います。病気のことをもっと知ってもらいたいと思っている植村さんのこれからの目標は「少しでも認知度を上げていけば、研究や対策も進んでいくはず。それを期待して、自分も活動を続けたい」とのこと。

自分を知ってもらうことで、自分を含め同じ境遇に悩む人たちが生きやすい環境をつくることにつながると教えてくれた朝LTでした。これからプレゼンをする生徒に向けてこんなメッセージをくれました。

 

「緊張すると思うけれど、やりきった先に達成感や周りからの称賛があるので、ぜひ味わってほしいです!」

 

宮島茉莉奈さん(3年生)

発表日:2020年12月4日(金)

テーマ:メンタルの保ち方

N高のことを、「山登りの道具を与えてくれた場所」と言ってくれた宮島さん。当初は朝LTに参加する気はなかったけど、面談で担任の先生に勧められたことがきっかけで、自分の考えてきたことや思っていることをみんなの前で発表する気になったとのことでした。

「朝LTは“整体師”と同じことをしているんじゃないか」そう語る宮島さん。一体どういうこと……?

 

「確実な工程を踏んで、施術した人を良い方向へもっていく整体師という仕事に憧れがあります。考えてみると、朝LTも聞いている人の心を良い方へ動かすという意味では、同じことだなと」

なるほど、体のコリをほぐすように、心のコリをほぐす場所としてプレゼンが機能することに気づいたのですね。

 

「発表は苦手なんですが、だからこそできる人がかっこ良く見えて、自分でも人の心をちょっとでも動かせたらいいなと思い挑戦することにしました」

 

そんな前向きな理由で朝LTに挑んだ宮島さん。プレゼンができる人とは、自分の意見をきちんと持っている人だと考えているそうです。

 

「それが完璧ではなくても、自分の意見を共有したいという想いは大切にするべき。Twitterのように気軽に言えるようになるといいなと思っていて、朝LTはそれに近いものを感じます。場数を踏むことで緊張しやすい性格も少しは改善されるかなと」

 

昨年までは、緊張で全然発表ができなかったと言います。しかし、N高で学校に馴染み頑張れている証としても、今回の挑戦に意義を感じていたそうです。人のためにも自分の中に区切りをつけるためにも、このプレゼンが大きな役割を果たしました。

 

そんなプレゼンのテーマは「モチベーションの保ち方」。

担任の先生との面談から生まれたテーマで、過去に落ち込んでいた時期にどうやって復活したのかという内容なのですが、先生が「それはみんなに共有するべき!」と背中を押してくれたそう。

 

いよいよ本番。スライドの見やすさやプレゼン全体の雰囲気を大事にしたと話す宮島さん。

「朝から重たい話になってしまうと思ったので、スライドはできるだけ明るく簡潔に書き、重い話は口頭で説明するようにし、言い回しにも気をつけました。とにかくシンプルでどんよりとした印象を与えないように」

 

事前に話す内容をスライドの下に書いておき、軸を決めて話す練習をしてきたとのこと。そのおかげで落ち着いてプレゼンに臨めたそうです。

「最初は緊張しましたが、途中から自分自身に説明していると思い込むようにして集中しました。この技は、プレゼンの上手なある教授が『自分が納得できないような状況をつくらないようにすると、説明も丁寧になり緊張もしにくくなる』と言っていたもので、それを意識しました」

 

自分が聞き役にもなることで、分かりやすい説明ができ、精神的な安定にもつながるそうです。

とてもためになる方法ですね。その効果もあってか「練習よりも本番では言いたいことをスラスラ言えたかなと思います」と話す宮島さん。

 

「スライドの区切りが曖昧で、言葉を濁してしまった部分があり、分かりづらくなってしまった」といった反省点もしっかり見えていました。発表後は自信がついたと話します。

 

「自分もやろうと思えばできるという希望が見えました。『大丈夫』『良かったよ』と言ってくれる仲間にも支えられました」

担任の先生は、落ち込んでいた宮島さんを知っているからこそ、その成長ぶりにちょっぴり泣いていたそうです。

 

宮島さんがいかに真摯に自分自身と向き合ってきたかがよく分かる、すばらしい発表でした。

最後に「自分の経験を交えて話すと、伝えたいことはきっと伝わると思います」と、後に続くプレゼン挑戦者たちへのアドバイスをくれました。

 

以上、いかがだったでしょうか?

他にもまだまだたくさんの生徒が、魅力的なプレゼンを行ってくれました。

例えば、「褒めることの重要性」といった普段の授業の内容にも通ずるようなもの、「宇宙について」や「オーディオ機器について」といった自分自身の趣味に関するもの、あるいは「N高でMac無いと人権無い問題」という、N高生なら思わずクスリと笑ってしまうようなユーモア溢れるものまで、いろいろなテーマが話題になりました!

 

今後もたくさんの生徒が有意義な朝LTを行えるよう、盛り上げていきたいと思います。

 

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