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【N/S高アントレ】起業部から入門プログラムとして本格始動!

【N/S高アントレ】起業部から入門プログラムとして本格始動!

 

ビジネスや起業について基礎から学べる、N/S高アントレ。

アントレプレナーシップ(起業家精神)やビジネスマインドの習得を目指すことを目的に、昨年9月からトライアルスタートしていましたが、今年度より正式に始動しました。

2021年度上半期はN中等部からの2名を含む24名の生徒たちが、週1回授業、4ヶ月間のプログラムで、講義でのインプットやディスカッション、自分自身でのリサーチなどを経て、最終的には各自が考えたビジネスプランのプレゼン発表会へと臨みます。

 

ビジネスとは? 

6月4日に実施された初回授業では、4ヶ月間にわたるカリキュラムの第一歩として起業部顧問の質問からスタートしました。

「ビジネスとは何か?」

授業ではさまざまなワークを通じて、生徒たちが自分の言葉で答えを探します。

世の中はビジネスで成り立っていること、世の中を良くするためには“良いビジネス ”をたくさん増やすことが必要なこと。

さまざまな角度から“ 世の中のために”を意識しているビジネスについて知ること、“ 世の中のために”を意識しているビジネスを展開している企業には“感謝”というキーワードがあること。

そして、利用するお客様と提供する企業だけでなく、社会にとっても良い貢献ができることを目指す近江商人(近江国、現在の滋賀県に本宅を置き、日本中を行商して歩いた商人の総称)の考え方“三方良し”(売り手よし、買い手よし、世間よし、という近江商人の精神)を学びました。

 

世の中から「ありがとう」と感謝されるビジネスプラン、「三方良しだね」って言われるビジネスプランを自信を持ってプレゼンできるように、4ヶ月間の挑戦が始まっています!

 

初回授業を終えた生徒たちの感想

・普段あまり考えることはありませんでしたが、意外と身近にビジネスは存在するなと実感しました

 

・自分がまだ気づいていなかったけど、世の中の役に立っているサービスや企業を知ることができた

 

・“三方良し”という新しい学びがありました。私もこれからの授業を通して世の中から「ありがとう」と感謝され、さらに私自身も楽しく起業できるようなビジネスプランを生み出したいと思いました!

 

・“三方良し ”という考え方を習い、今まで持っていた、商品やサービスはお客さんが満足するものという考えが、お客さんだけでなく、提供する会社も満足し、社会を良くしているんだという考えに変化しました

 

・授業中の質問が新鮮だった。「ビジネス」という話題で一分間、質問をシートに打ち込んで内容を即座に考えなければならないという状況は、アントレだから体験できる

 

・起業家には読書家が多かったり、読まなくてはいけないものも増えるという話を聞いて役立ったし、もっと本を読んでみたいという気持ちにもなれた。特にメンバーのみんながおすすめしてた本も買おうと思った 

 

・他のメンバーの目標などを聞いて自分もがんばろうと刺激を受けることが出来ました

 

 

授業後の生徒たちの言葉からは、これから始まる新しい学びへの期待感とともに、たくさんの良い刺激を受けた様子が感じられました。グループワークを通じて、相手を尊重しながらコミュニケーションをはかること、決められた時間内でスピーチを行うことを学ぶことができました。

 

ビジネスプランのアイデアを出そう!

6月11日に実施された第2回授業では、ビジネスプランのアイデア出しに挑戦しました。

ビジネスプランの完成に向けて、まずはたくさんのアイデアを考えてみるという練習です。より良いビジネスプランを完成させるために、PDCAサイクル(Plan→ Do→ Check→ Actの4段階を繰り返して業務を継続的に改善する方法)に則ってすすめていきます。

 

「良いビジネスには、良いアイデアが必要であり、良いアイデアの背景には、強い思いや共感できるストーリーがある」

「美しい花を咲かせるためには、良い種が必要。そのために、良い種を選ぶことが大切」

 

実在するさまざまな企業の理念やビジョンを調べ、その中にある強い思いに気づいたり、「たった一つしか咲かせることができないとすればどんな花の種を選ぶか」という起業部顧問の言葉から、より多くのアイデアを考えることの意義を学びました。

 

今日の学びを意識しながら、さっそく新サービスのアイデアを限られた時間内にできるだけ多く考えるというワークに挑戦です。

制限時間5分で10個のアイデアを考えられたという生徒、起業部顧問からアイデアを考える上でのヒント(アイデアを考える際の視点のヒント。自分や自分以外の身近な人、または社会的な視点で考えてみること)を示されたことで、より深く考えられたという生徒もいます。

 

グループワークでは、一人ずつアイデアを発表してメンバーに感想を聞いたり、質問を受けたりして、自分の言葉で説明することで考えが整理されたり、より具体的なアイデアとなりました。

 

第2回授業を終えた生徒たちの感想

・何回もアイデアを出してるうちに、より多くの人に必要とされるもの、さらに、どんな人が欲しがっているかを想像して考えるようになっていった

 

・グループワークでの情報交換と三度のビジネスアイデア出しで多くの刺激がありました。男性、女性、さらにはLGBTの人たちの需要を考える方法で30個のアイデアを生み出してみたいと思いました

 

・他のメンバーのアイデアを聞くことで、自分のアイデアも広がった

 

・ビジネスプランを考える上で共感して貰えるものを作ることが大切だと気づいた。いままではそれを十分に考えていませんでした

 

・強い想いがある、共感できるストーリーがあるというアイデアを考えるときのポイント2つを考えてみたり、他のメンバーのアイデアを聞かせていただき、自分にはなかった視点からみてもらえたことで、再挑戦、再再挑戦に取り組んだ時に新しい視点からより具体的なアイデアを考えることができるようになりました

 

・自分だったら思いつかないなと思うような想像力豊かな意見だったり、男性、女性それぞれの視点から見たの意見もあって面白かったし、いい発見にもなりました。そして、いいアイデアとは何かについて深く考えるきっかけにもなりました

 

 

限られた時間内により多くのアイデアを出していく、というワークを重ねることで思考力が鍛えられていくことを、生徒自身も感じられる時間となったようです。

起業家(アントレプレナー)とはどんな人?

6月18日に実施された第3回授業は、起業部特別メンターの戸田裕昭氏(株式会社WE 代表取締役)を講師としてお迎えし、ベンチャー起業家としてのリアルな内情や、戸田さんご自身の起業に至る道のりをご講義いただきました。

 

 

映画やアニメ作品のキャラクターに影響を受けながら起業家としての精神を育んでこられたことや、ご自身の半生を振り返りながら起業を決意されるに至ったライフイベント、ビジネスやビジョンの強い想い、そして、起業家として今感じていること。生徒たちに向けて、わかりやすく言葉で説明していただいた内容をいくつかご紹介いたします。

 

「まずやれることをやる!」

強い想いを持ってビジネスのビジョンを描いても、どうやって実現できるのか。どうすれば実現できるのか。例えば、マンガ『ONE PIECE』のルフィのようにまずは島を出てみることで、仲間と出会うことができるのではないか。そして、やれることを増やしていく。また新しい仲間が増えていく。1人では不安なことも、仲間とのつながりが背中を押してくれることもある。

 

「今できなくてもがんばればできる!1人でできなくても仲間がいればできる!」

今すぐ実現できなくてもいい。努力をもとに成長することができる。そうすれば未来でできるようになることもある。1人ではできなくても、がんばれば仲間ができて、できるようになることを信じてほしい。

 

「今やりたいこと」より「今やるべきこと」を見つける

やりたいこと=人生のゴール。今やるべきこと=そこに至るまでのプロセスすべて。人生をかけて成し遂げたいことを見つけて欲しい。人生のゴールを決めるとやるべきことが明確になる。それを実現する手段はいっぱいあっていい。いいと思った選択をすればいい。違ったら変えればいい。

 

「起業家は正直不安だらけ。想定外もいっぱい起きる」

ビジネスがうまくいくとは限らない。起業家は辛いこともある。しかし待ってくれている人、共感してくれて応援してくれる人、みんなを裏切ることはしたくない。中途半端な覚悟だったらしないほうがいい。

 

講義を受けた生徒たちは戸田さんに積極的に質問!

一部をご紹介します。

 

「社会に出る時に一番必要だったスキルは何でしょうか?」

戸田さん:特殊なスキルよりはコミュニケーション能力が一番大事だと思います。人間は全員感じ方が違うので、相手のことを考えながらコミュニケーションを図ることが大切です。八方美人である必要はなく、自分自身をしっかり持って、相手に興味を持つことが大切です

 

「自分の考えを応援してくれる人と出会うためにすべきことは何でしょうか?」

戸田さん:やりたいことが見つかったら、やりたいと声にすべき。その時に聞いた人が賛同しなくても、賛同してくれそうな人を紹介してくれることもあります。小さいことでもいいのでやりたいことに向かって、構想をしていくことです

 

「まだ未成年なので人生のゴールを決めきれないと感じてしまいます」

戸田さん:過去には戻れないので、未来に向かって何をしていくというのが人生の目的になります。自分が何のために生まれてきたのか、ということを考えるのは難しいですが、ぜひ考えてみてください。考えられると思いますよ。

 

第3回授業を終えた生徒たちの感想

・まずは「今やるべきこと」をやってほしいと指摘がありました。人生楽して生きてはいけないんだなと改めて感じ、努力を怠ってはいけないという大事さにも気づけたいい機会でした

 

・自分自身のやりたいこと ゴールとしているものを他の出会った人に話して行くことが大切で、ただ話すことだけではなく、それを成し遂げるための方法を自分で構想してる必要があるというものがとても自分の中で印象に残っています。今後は今までよりもっと人との出会いを大切にして、自分のやりたいことを応援してくれる人と出会えるようにしてきたいと今回のお話を聞いて思いました

 

・人に好かれようと八方美人になる必要はなくて、自分をしっかり持ち、自分を変えない。ただし、人にも興味を持って接する。という内容がすごく新鮮でした。私は人との、特に同世代とのコミュニケーションがとても苦手なのですが、やっぱり起業をする際にはコミュニケーションも重要なんだなと気づきました

 

・戸田さんの講演を聞いて、起業は簡単ではないということがよく分かりました。 戸田さんも今実際に苦労をされているということや、起業は中途半端な熱意ではうまくいかないという起業家の生の話を聞けてとても参考になりました。 明確なゴールを決めて、 まず自分ができることから行動していこうと思います

 

・戸田さんはその時にいた環境を最大限に生かしていたのだなと思いました。私も戸田さんのように今の環境を最大限に生かせるように日頃から意識したいと思います。また、起業とは自己実現のためのツールであり起業することがゴールではないと再認識させてくれました。さらに講義を通して、設定する目標の重要さにも気がつきました。辛いことや大変なことがあっても乗り越えて実現させるという強い気持ちが大切であり、私も自分に矢印を向けて目標を考えていきたいと思います

 

 

第3回授業では、実際に起業家として活躍されている戸田さんの特別講義によって「起業家とはどんな人か?」「起業家精神とは何か?」を知ることができて、新たな思考で考えるきっかけになりました。

わかりやすく楽しい講義に時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、生徒たちの大きな学びになったようです。

 

戸田さんありがとうございました。

 

ビジネスや起業について、基礎から学べる、N/S高アントレ。

これからの生徒たちの成長に、ぜひご注目ください。

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