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【N/S高政治部】安倍晋三 前総理大臣による特別講義

 

2020年に設立された「N/S高政治部」

N/S高政治部は、主権者教育の一環として政治家と直接触れ合う機会をつくり、生徒に政治を身近に感じてもらうとともに、なんらかの意図で情報がゆがめられることの多い政治に関する話題について、生徒のメディアリテラシーを高め、情報操作や不正確な情報に流されず自分で調べて考え、判断できるようになることを目的としています。

特別講師 三浦瑠麗氏のもと、特定の主義・主張を学ぶのではなく、あくまで生徒自身が社会問題について自分の頭で考えられるようになることを目指し活動しています。

 

第二期を迎え、政治部では27名の政治部員に「お話をお聞きしたい政治家」のアンケートを取りました。

その結果、第一位は安倍晋三前総理大臣でした。

 

今回は特別ゲスト講師として安倍さんをお招きし、三浦講師の進行のもとで、講演と質疑応答のお時間をいただいた7月15日の特別講義についてブログをお届けします。

(講義の模様はyoutubeニコニコ生放送でご覧いただけます)

 

「私はなぜ政治を志したのか」

講義の冒頭では、「私はなぜ政治を志したのか」というテーマで約10分間、お話いただきました。講演が行われました。

一つ目に、幼少期から「晋三はあまのじゃくだね」と言われ、世の中の論調としての当時の日本的リベラリズムに疑問を持っていたこと。

二つ目に、みんなが日本という国を守るという意識を持つために政治家が意見を主張することの必要性。特に、次代を担う若い政治家こそが主張すべきであるという使命感。

生徒たちに向けて率直に、ご自身の原点とも言える政治家を志すに至った思いについて語ってくださいました。

 

続いて、質疑応答の時間です。

生徒たちが事前に考えた質問に直接応じていただくという形式で行われました。

質問は全6問でしたが、ここでは一部をご紹介します。

 

質問日本財団が2019年9月27日~10月10日までの期間にインターネットで行った18歳意識調査では、「自分の国の将来について良くなると思うか」という質問があります。その結果、「よくなると思っている」と答えた人は9.6%でした。これは逆にいうと、90%を超える人が「将来に希望が持てない」と言えることになります。

特に政治と関わりのない若者が不正確な情報で不安を覚えているのではないでしょうか。この背景には、若者の政治離れがあると思います。これに対して今後必要な政策や若者に期待していることをお聞かせください。

 

安倍さん:日本には明るい未来があります。若者には、自分たちの力で明るい未来を切り開いていくことができるという自信を取り戻してほしいと思っています。バラエティ番組の出演などからも、より多くの人に政治を身近に感じていただきたいし、政策をわかりやすく発信できる機会になれば良いと考えています。

 

質問安倍さんは、総理在職中に国論を二分し内閣支持率低下のリスクがあった特定秘密保護法・平和安全法制・テロ等準備罪といった法案を提出されました。

究極に支持率のことだけを考えれば、支持率が下がる法案の提出は断念した方が良いはずでした。支持率低下のリスクという自己犠牲を払ってまで法案を提出することのメリットはどのようなものだったのかををお聞かせください。

 

安倍さん何のために総理大臣を担ったのか……。それは“やるべきことをやり遂げるため”です。支持率を下げてまでやったことをトランプ大統領に話したら「グレート!サムライ!」と言われました。結果を出すために挑戦すべきであると思っています。

 

質問政治とメディアは切っても切り離せない関係だと思いますが、メディアとの関わり方に関するご自身のポリシーをお聞かせください。

 

安倍さん:報道の中で一番困るのは発言の一部を切り取られること。なるべく生放送の番組に出て、すべてを伝えるようにしています。冗談や例え話に注意して慎重に発言することが大切にしています。

 

その他にも「種類提供停止要請で厳しい状況の飲食店に対してどう考えているか」「北朝鮮拉致問題の解決にあっての弊害とは」「中選挙区制度の復活はないのか」など、多岐にわたる質問のすべてに真摯に回答していただきました。

 

 

講義の終わりには、N/S高生や全国の高校生などの若い世代へ向けてメッセージが送られました。

 

日本の未来、世界の未来は決してすでに定まったものではありません。高校生のみなさんが何を考え、どう行動するかにかかっています。未来に向かって、目標に向かって大切なことは「諦めない」「失敗を恐れない」こと。失敗は必ず糧になります。失敗を恐れずに、みなさんの明るい未来を切り開いてください。

 

 

最後に、講義を終えた生徒たちの感想をご紹介します。

・私がこの講義で考えさせられたことは、未来がすでに定められていることではないということです。ひとり一人にできることは限られていますが、それがたくさん集まることで何かを変えることは可能です。そのためには、国会で若者の意見を取り入れてくれる議員の方がいる必要があるので、まずは選挙権を持つ年齢になったら選挙に行くところから始めてみたいと思います。

 

・安倍さん自ら当時の政策について語ってくださると「なるほどな」と納得できる部分やスッキリした部分がありました。政治家の口から直接聞くことの大切さを知ることができました。

 

・自分で考えた質問を実際に安倍さんに回答していただくという経験ができたことで、政治をより自分ごととして考えることができました。特に切り取りを防ぐために生放送の番組にしか出演しないというお話が印象に残りました。私自身、切り取られた動画の方が情報を早く知ることができて、ラクに見れるので生放送をほとんど見てきませんでした。しかしこれからはちゃんと公平に見たい話題や政治など人の意見を知りたいものに関しては生放送で見ようと思いました。

 

・「政治家は主張するべき」と伝え続けたこと、行動をし続け、示し続けることで実現させることを諦めない姿に感銘を受けました。

 

・政治を志したお話を聞いて、難しい課題の解決を目標にして政治家になる姿勢から、強い意志を感じることができました。特に注目したいのは「若い世代が主張していくべきだ」という言葉。これは私たち高校生などの世代に期待も込めながら伝えていただいたことなんだろうと感じました。

 

・「明るい未来は若い世代が作っていく」今回の安倍前総理の話を聞いて、自分たちが切り開いていきたい、政治に直接関わってみたい、という気持ちが強くなりました。

 

・講義を受けて「政治部に安倍晋三さんが来たよ」という話題で、周りの人々と政治の話をすることが多くなりました。今回の講義で感じたのは、私が思っているほど政治に関心がまったくない人は少ないのではないかということです。もしかすると、気になるけれどむずかしそう、という人が多いのではないでしょうか。

私が政治部に入った理由が「周囲の人に政治が遠い存在でないことを伝えたい」でした。しかし、講義を聞いて、講義後の周囲の反応を見てそれよりもう一つ上の段階である「どうすれば若い世代が政治への興味を示し、介入ができるようになるのか」を研究し、実行してみたいと感じました。今までの投票率、その背景にある政策や国の事情などを調べていきたいなと思いました。

 

・​​今回の講義を受けて改めて、法律について、現政権の政策について、諸外国との関係についての3つに重点を置いて学んでいきたいなと思いました。日本と外国、諸外国同士の関係には特に興味があるので深く学びたいと思います。

そして今回のお話の中で特に気になった小選挙区制度だけではなく、他にはどんな制度があるのかや、海外ではどのような制度が使われいるのかを調べてみたいなと思いました。

また、情報を自分でたくさん調べた上で判断することの大切さを学ぶことができたので、それを心がけることを忘れずに活動に励みたいと思います。

 

・安倍前総理の講義を聞ける、と知ったときはとても驚きました。実際、講義が始まったときにはとても緊張していました。政治部で安倍さんのお話が聞けるとは思ってもいなかったので嬉しかったです。これからの特別講義も楽しみにしたいです。

 

今回の特別講義を終え、生徒たちは政治への関心や学習意欲をさらに高めています。素晴らしい経験となりました。

安倍さん、貴重な機会をいただきありがとうございました。

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