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【インターンシップ体験記 Vol.3】「株式会社メルカリ」にて現場を学ぶ

 

N高・通学コースのプログラミング クラスではインターンシップ制度を実施しています。

 

在学中に実際の企業で仕事を体験し、現場に入ることで自身の成長や必要なスキルを磨いてもらおうという願いから、さまざまなIT企業にご協力いただいております。

 

今回はインターンシップ体験記 Vol.3として、株式会社メルカリ様(以下、メルカリ)に訪問し、HRグループ 奥田 綾乃さん、エンジニア 小松 大輔さんと、実際にインターンシップを経験しているN高等学校3年、江口 航平さんのお話を聞いてきました。(以下、敬称略)

 

※『【インターンシップ体験記 Vol.1】「トークノート株式会社」にて現場を学ぶ』はコチラからご覧いただけます。

※『【インターンシップ体験記 Vol.2】「株式会社日本クラウドキャピタル」にて現場を学ぶ』はコチラからご覧いただけます。

 

 


 

Q:受け入れをしていただく前の選考について教えてください。

 

奥田:メルカリでは、年齢や学歴に関係なく採用やインターンシップの受け入れを行っています。「Summer Internship 2018」 では14のポジションをオープンし、バックエンドエンジニアとして江口さんから応募していただき、他の応募者と同じように選考を実施しオファーを出させていただきました。選考内容は、非公開とさせていただいてますが、最終的にはエンジニアのマネージャーと面接を実施し、合格となりました。

選考ではスキルや技術に対する姿勢、素養も見てますね。今回、総勢19名のインターン生を受け入れており、バックエンドエンジニアとしては4名になります。高校生では、江口さんただ一人となりました。

 

江口:N高に入学する前は、高専(高等専門学校)に通っていたのですが、色々あってN高に入学しているので19歳です(笑)。メルカリさんへ来る前に他の企業で1年半ほどアルバイトをしていて、バックエンドの技術を学んでいたのと、趣味でもバックエンドについて勉強しているので、このポジションに応募をしました。

 

小松:『Go(プログラミング言語のひとつ)』を勉強していたことも良かったよね。

 

江口:オファーをいただいたときは、正直、「なんで通ったんだろう?」と思ったんですが(笑)、すごく嬉しかったです。

 

 

Q:どのようなことをしているのですか。

 

小松:『API』(ソフトウェアコンポーネントが互いにやりとりするのに使用するインタフェースの仕様)を開発するバックエンドエンジニアとして、UXチームに所属してもらっています。大きな『API』があり、それをマイクロサービス化しているのですが、『Go』を使用していますね。江口さんには、いろいろと会話をしている中で、現在の課題を抽象的に伝えてみました。すると本人から具体的な改修案や提案をしてもらって、コード化もしてもらっています。

 

 

Q:江口さんの良い面やここはもっとできたらいい、などあれば教えてください。

 

小松:高校生だからと、甘く見ているつもりはないのですが、サービスを使うためのライブラリ修正の提案があった時は、エンジニアとして良い着眼点だと思いました。あとは、社会人経験が少ない分、仕事を進めていく上でもう少しコミュニケーション力があると良いかな。直接会話でもチャットでもどんどん広く聞く姿勢があるといいですね。例えば、『PR』(プルリクエスト:開発者それぞれのプロジェクト管理ツールでの変更を、他の開発者に通知する機能)を作って、色々な人に評価をしてもらえる環境なので。N高と同じくメルカリも『Slack』(コミュニケーションツール)を使っているしね。他にも技術のキャッチアップをしているところは、「好きなんだなぁ」と思いました。好きでやっている人が強いし、伸びていきますね。集中力が高いところも良いですが、たまに時間を忘れることがあるかな(笑)。自分で試さないと気が済まないタイプのようで、動くものを自分で作って試してみる姿勢も伝わってきました。

 

江口:こんなに褒めていただけると照れくさいです、自信ないし、褒められ慣れていないので……(笑)

 

 

Q:高校生や若い人に対して気にしていることはありますか。

 

小松:前にお伝えしたように、メルカリでは年齢や学歴、またバックグラウンドも関係なく接しているので、逆にいうと若い人に対して「甘い目で見ていない」ってことですね。あえて言うなら、今後の進路についてどのようにアドバイスしたらよいかでしょうか。江口君も周りの人に相談しているようですが、「大学に行った方がよい」とか、「いろいろと挑戦してみたら?」など。

 

奥田:学業については、学生の本業でもあるのでちゃんと打ち込んでほしいと思っています。メルカリでは社内の情報がオープンになっていますので、社員と同じレベルの情報が知れる環境です。このあたり、情報モラルについては、丁寧に説明するようにしています。

 

 

Q:N高、プログラミング クラスで学んだことが、今回のインターンシップでどのように活かされていますか。

 

江口:「大きいな」と感じているのは、プログラミング クラスで定期的に行っている発表会ですね。

準備、発表の仕方、クラスメイトから学んだことなど、たくさんあります。高専を辞めて1年は意気消沈の時期がありましたが、N高に入って、とても良い刺激を受けました。高専では寮に入っていたのですが、低学年の時はパソコンを寮に持ち込めないって規則があって、その不自由さと比べても学べる環境はまったく違います。特にプログラミング クラスは、勉強する環境が整っていて、これが勉強したい、と思ったら専門書が充実していたり、先生に質問ができたりするのは、よかったなと。

 

 

Q:実際にインターンシップを経験してみての感想を教えてください。

 

江口:入る前に思っていたことは、エンジニアの方のブログなどを見る限り、「個性が強い」イメージだったのですが、実際は、皆さんが最大限のパフォーマンスを発揮して、同じ方向に向かっていると感じます。「プロダクト精神」ってよく理解していなかったのですが、メルカリに来てよく理解できるようになりました。とてもアツく語っていただける方がいて、本当にためになりました。また、お客さまのことをどのように考えるのか、その考え方も学ぶことができました。

 

奥田:新卒でも中途でも採用する際は、「メルカリのミッションやバリューに共感できて、一緒に同じ方向を向いて働けるか?」ということはとても重要視していますね。

 

江口:実際にメルカリのサービスを使っているので、他のアプリユーザーに共感することができて、実際の作業のモチベーションにつながっていますね。オープンな体制で、誰でも気さくに答えてくれるっていうのもありがたいです。『Slack』 はN高に入る前から使っているのですが、仕事でこんなに(会話が)気さくでもいいのかぁと思いました。刺激がとてもあり、自分自身も変わっていかなきゃいけないって思っています。

 

奥田:インターン生同士、とても仲が良い印象ですね。

 

江口:はい、お昼や夜に一緒に食事に行って、いろいろな人と関われたことも良かったです。

 

 

Q:今後の目標などあれば教えてください。

 

江口:今3年生なので、「進路をそろそろ決めないと」と思っているのですが、まだ悩んでいます。いろいろと挑戦したいと思っていて、でも働くことは続けていきたいです。進路ではないのですが、趣味で考えているサービスがあって、今回のインターンでそれを深く考える良いきっかけになりました。将来、サービスがリリースできればと思っています。技術的にはまだまだ課題があり、スキルを高めていきたいと思います。

 

Q:高校生やN高に対する期待やメッセージなどあれば教えてください。

 

小松:先ほどもお伝えしたのですが、年齢やバックグラウンド関係なく仕事をしているので、あえて言うのであれば、失敗を恐れずにどんどん挑戦してみてほしい、と思います。私はもう40歳ですが、年を重ねると保守的になったり、決めつけてしまったりしますからね。挑戦する人と仕事をしていきたいと思います。いくらでもお手伝いできますよ。

「N高は面白そうだな、自分の時代にあったらよかったのにな」って思っています。また、個人個人を上手に教育している印象がありますね。

 

奥田:N高生との接点は多くないのですが、自分のやりたいことがはっきりしていて、誰かに言われて何かに取り組むのではなく、自ら意思決定ができて、好きなことに時間があてられるのは良いなと思います。私も高校時代に知っていたら良かったなと思います。

メルカリでは、通年で新卒採用やインターンシップを募集していますので、興味のある人はぜひチャレンジしてほしいですね。

 


 

奥田様、小松様、ご協力ありがとうございました。

3年生の江口さん、今回のインターンシップで多くのことを吸収したようです。

最終日には7分間の「成果発表」が待っているとインタビュー当時は伺いましたが、これまでの経験から、しっかりと発表できたそうです。これからの活躍を期待しています。

 

■株式会社メルカリ

メルカリは、2013年7月のアプリリリース以降順調に成長し、現在では日米通算1億ダウンロードを突破した日本最大級のフリマアプリ「メルカリ」を運営。2014年9月にローンチしたUSでも3,000万DLを超え、また2015年11月にはUKにも新しく拠点を開設し、2017年3月にプロダクトをリリース。2017年11月には金融決済事業を担うメルペイを設立し、同年12月にはR4Dという研究開発組織も立ち上げました。

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