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【インターンシップ体験記 Vol.5】「株式会社プロシーズ」にて現場を学ぶ

【インターンシップ体験記 Vol.5】「株式会社プロシーズ」にて現場を学ぶ

 

N高・通学コースの本科クラスでは、インターンシップを活用している生徒がいます。

 

在学中に実際の企業で仕事を体験し、現場に入ることで自身の成長や必要なスキルを磨きたいという希望から、さまざまなIT企業にご協力いただいております。

 

今回はインターンシップ体験記 Vol.5として、株式会社プロシーズ様(以下、プロシーズ)に訪問し、取締役の西川 修平さん、エンジニアの志垣 大智さんと、実際にインターンシップを経験しているN高等学校2年、心斎橋キャンパスに通う 改野 由尚さんのお話を聞いてきました。(以下、敬称略)

 

※『【インターンシップ体験記 Vol.1】「トークノート株式会社」にて現場を学ぶ』はコチラからご覧いただけます。

※『【インターンシップ体験記 Vol.2】「株式会社日本クラウドキャピタル」にて現場を学ぶ』はコチラからご覧いただけます。

※『【インターンシップ体験記 Vol.3】「株式会社メルカリ」にて現場を学ぶ』はコチラからご覧いただけます。

※『【インターンシップ体験記 Vol.4】「JRCエンジニアリング株式会社」にて現場を学ぶ』はコチラからご覧いただけます。

Q:受入をしていただくにいたるまでの経緯を教えてください。 

 

志垣:昨年8月に西川さんから“スーパー高校生”が来ると聞かされていました(笑)。これまで弊社では大学生などのインターンシップ受け入れは数多くしているのですが、高校生の受け入れは初めての試みです。また大学生は未経験の方が多く、経験者が来ることはとても楽しみでした。事前に「ポートフォリオ」や「GitHub(※)」アカウントを確認できたので、手を動かしてアウトプットできる高校生は期待していました。実際に受け入れてみて、アウトプットできるエンジニアだと思いました。

 

※GitHubとは…世界中の人々が自分のプログラムコードやデザインデータ等を保存、公開することができるウェブサービス

 

改野:こちらにお世話になる前は、企業の方からフロント側の作業、実際にアプリケーションを操作する画面などのデザインやコーディングを請け負うことがほとんどでした。その一部をポートフォリオに入れているものなどを提出させていただきました。

 

Q:どのようなことをしているのですか。

 

志垣:B to B の「eラーニング」システムについて、決済機能を担当してもらっています。社内的にこれまで開発してきたものなどをマイクロサービス化(細かく細分化して効率良く開発・改修可能な状態にすること)しており、フロントAPI、バックエンドAPIやアプリケーション部分にいたるまで、改野君に対応してもらっています。新しい技術にも挑戦してもらっていて、時には一緒に悩みながら作業していますね。とても力になってくれています。

 

APIとは…ソフトウェアコンポーネントが互いにやりとりするのに使用するインタフェースの仕様

 

改野:最初はフロント部分に関わる作業から入り、次に独立したアプリケーションやバックエンドのサーバーに絡む作業も含めて対応しています。これまでフロント部分にしか触れてこなかったので、サーバーに絡む作業に力を入れることができたのは、とても勉強になっており、スキルが磨かれている実感があります。プログラミングとデザインの両方に携わらせてもらっていることもとてもありがたいです。

 

Q:改野さんの良い面やここはちょっと、などあれば教えてください。

 

志垣:実際にお会いして「性格など、とてもしっかりしているな」と思いました。今も大学生を1名受け入れているのですが、彼と比べても全く遜色ないですし、自走できていて、相談も的確にしてくれるので本当に助かっています。

 

Q:大学生と高校生の違いは感じますか。

 

志垣:受け答え、礼儀、連絡など、「しっかりしているな」と感じます。高校生だからなにかができていないなど不足している点は思い当たらないですね、逆に若さゆえのアグレッシブさはとても感心します。強いて言えば、高校生なので夜遅くの仕事はできないですし、一緒にお酒を飲めないことでしょうか(笑)。

 

改野:(自分が)高校生だから、「優しく接していただいているのかな?」と思っています。それに甘えずに頑張っているのですが(笑)。

 

志垣:そんな風に思っていたんですね。高校生だからと思ったことはないんですよ、エンジニアとして接していましたね。一方で大学生には厳しく指導して怒っている場面もあったからかな(笑)。

 

Q:N高で学んだことが、今回のインターンシップでどのように活かされていますか。

 

改野:通学コースなので、生徒同士やキャンパスにいる教職員の方々とコミュニケーションを頻繁にとっていること、新しいことや環境に慣れていたこともよかったと思います。「Slack(N高で使用しているコミュニケーションツール)」で新しい技術などの情報に触れていることもありがたいですね。

 

志垣:とてもうらやましい環境ですね!

 

Q:実際にインターンシップを経験してみて感想を教えてください。

 

改野:これまではリモートでお仕事を受けていたのですが、オフィスへ足を運んで仕事をすることは初めてでした。一緒にオフィスで働くこと、その環境に慣れることなどが経験できたのはよかったです。実際に対面していると自分の意思が伝わりやすいと感じました。文字だけのやり取りでは伝わらない部分を伝えられるのは大きいなと。学校とは違って年上の方が多い印象で、父親くらいの年齢の方々とやり取りをしたり、チームで作業することも貴重な経験でした。あとは英語です。もっと勉強しておけばよかったと思いました。こちらにきて触ったことのないフレームワークを調べる必要があったのですが、日本語のドキュメントがなくて英語には苦労しました。

 

志垣:確かに英語は大切ですよね。私自身これまで「C言語」を使って組み込みシステム(家電製品や機械等に組み込まれるコンピュータシステムのこと)などの低いレイヤーの仕事をしていたのですが、プロシーズにきてからWEBについて学びました。英語は得意な方だったので、英語のドキュメントで勉強することで技術が身についたように思います。まわりのエンジニアを見ていても、英語ができる人ほど速く技術スキルが上がっているなと感じます。決して日本人のスキルが低いわけではなく、英語力の差が学ぶスタート地点で差が出ている感じがしますね。

 

改野:正直英語は得意ではなかったんです、越えられない壁のような…。

 

志垣:まだまだ高校生だし、今からでも全く問題ないですね。今の段階で課題がわかっていることはアドバンテージだよ、海外留学もいいと思うしね。

 

改野:それとエンジニアの方の働く環境を整えている印象も受けました。

 

志垣:そうなんです、エンジニア ファーストのような環境を実現したいと思ってます(笑)。

 

Q:高校生やN高に対する期待やメッセージなどあれば教えてください。

 

志垣:こんな高校生もいることに驚きました。大学生や社会人をどんどん追い抜いて欲しいと思います。改野君のような高校生はウェルカムなので、インターンシップにはどんどん挑戦して欲しいです。逆にこちらが若い人の視点、コミュニケーションのチャンネルやツール、フレームワークの情報など、知ることができるよいきっかけでした。改野君はいろいろなことに取り組んでいて、休む間もないのかなと思うぐらい活動しているので、休む時はしっかりと休んでください、体が資本ですからね(笑)。

 

改野:ありがとうございます。

 


 

西川様、志垣様、ご協力ありがとうございました。

2年生の改野さん、進学に向けた準備のため、しばらくインターンシップをお休みする予定と聞いていますが、進学先が決まったらインターンに戻ってきたいと話していました。

約半年のインターンシップ経験をこれからの人生の糧にして欲しいと思います。目標の進学先へ進めるように応援しています。

 

株式会社プロシーズ

2003年6月設立。従業員数は50人。本社は大阪、東京・ベトナムにもオフィスを展開。

パソコンスクールの一部門として開業し、様々な事業を育てている。「学ぶ、働く、成長する」のコンセプトを基に、オリジナル各種教材、内定者・休職者支援ツール、求人システムなどのサービス開発・提供。また、法人向けeラーニングサイトのシステム開発やオリジナル教材作成サービスなどトータルサービスを提供する。

 

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