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N/S高全体インターンシップ

【インターンシップ体験記 Vol.7】「株式会社AutoScale」にて現場を学ぶ

【インターンシップ体験記 Vol.7】「株式会社AutoScale」にて現場を学ぶ

 

N高・通学コースの プログラミング クラスでは、インターンシップ制度を実施しています。

 

在学中に実際の企業で仕事を体験し、現場に入ることで自身の成長や必要なスキルを磨くことを目的に、さまざまなIT企業にご協力いただいています。

 

今回はインターンシップ体験記 Vol.7として、株式会社AutoScale(オートスケール)様(以下、AutoScale)に訪問し、代表取締役社長の小西将史さん、エンジニアの高西智哉さんと、実際にインターンシップを経験しているN高等学校3年、代々木キャンパス・プログラミング クラスに通う小久保祐希さんのお話を聞いてきました。(以下、敬称略)

 

 

Q: 受入をしていただくにいたるまでの経緯を教えてください。

 

高西:   N高専用の長期インターンシップ情報サイト「N高キャリアバイト」経由で小久保さんから応募がきたので、代表の小西と一緒に面接をしました。React(※1)+Redux(※2)とTypeScript(プログラミング言語)というスキルセットを持ち合わせていることや、ReactNative(※3)でおこづかいアプリを自分で制作して、お母さまとのやりとりをしていることなどを聞き、高校生とは思えない技術力と行動力が伝わってきました。高校生でインターンをしてみようと思うこともすごいと思いましたし、弊社でも使用しているSlackを、N高ですでに使っていると聞いたので、入ってきた時にコミュニケーションもとりやすいかなと思い、今年の5月の中旬からインターンとして来てもらうことを決めました。

 

※1 React(React.js)…UI構築のためのJavaScriptライブラリ

※2 Redux…stateと呼ばれる領域を管理するフレームワーク。Reactとセットで使われることが多い。

※3 ReactNative…React.jsをモバイルで使えるようにしたもの。

 

小西:キャリアバイト経由で応募した場合、面接まで進むのはだいたい10倍~20倍の倍率です。小久保さんの資料を拝見した時から「彼はめちゃくちゃやってくれそうだな」と思いました。その理由は、彼が作ったものをアップしくれていて、それを見た時にスキルが明らかだったのと、書いてあった技術がすごく全うな内容だったからです。会う前からとても楽しみでした。

 

小久保:面接はかなり緊張しました。ただ雑談のような雰囲気で進めていただいたので、リラックスしながら話すことができて助かりました(笑)。お話していると自分にすごく興味を持ってくれているのが伝わってきたのがすごく嬉しかったです。また、小西さんと高西さんが2人で盛りあがって話している姿を見て「楽しそうだな」と感じました。

 

Q:どのようなことをしているのですか。

 

小久保:自社サービス「SocialDog」のスマホアプリの開発に携わっています。最初の1か月くらいはスタイルの修正をさせていただいていました。最近では、バグの修正などもさせてもらっています。

 

高西:アンドロイドアプリのリリースの時には、デザイン修正、画面遷移のバグの修正など、リリース前の時期にはかなり助けてもらっています。

 

小西:細々したタスクが多く、僕ら2人では手がまわらないところを全部ケアしてもらっています。ほぼ自力でやってもらっていることもすごいですね。

 

小久保:自分で調べて試行錯誤ながら対応し、内容を確認していただいています。

 

 

 

 

Q:小久保さんの良い面やここはちょっと、などあれば教えてください。

 

高西:技術を吸収する速度が速いこと、業務とは関係ないプログラミング言語も個人で学習しているところがいいと思っています。また質問してくる時に「僕はこう思ったんですけど、どうですか?」という聞き方をしてきてくれます。ただ「わからない」のではなくて、とりあえずやってみたり、わからない点をまとめて質問してきてくれる点はすごくいいなと思います。高校生とは思えない落ち着きで仕事をこなしてくれるので、一緒に仕事をしやすいです。

 

小久保:質問する時は、できるだけやりとりを少なくすることを意識して聞くようにしているので、そう言っていただけて嬉しいです。

 

高西:   あとはせっかくいい技術力を持っているので、それ以外の軸を持てればいいんじゃないかなと思ってます。例えば、「どうしたら売り上げが増えるのかな」といった数字の部分も考えられるようになったり。そういう部分を手に入れたら、今でもいいエンジニアですが、もっといいエンジニアになれると思います。

 

小西:   高校生にね…!?(笑)

 

高西:   自分はできているのかって話なんですけど(笑)

 

小西:   社内での共有で「(アプリの)この機能はこういうふうにした方がいいんじゃないか」など、改善点を自由に書きこむ場所を作っているんですが、そこに積極的に書きこんでほしいと思いますね。

 

小久保:はい!何度も使ってみて、書き込むようにします。

 

Q:大学生と高校生の違いは感じますか。

 

小西・高西:(きっぱりと)感じないですね。なんかあるかな~。あっ、お酒が飲めないことくらいですね(笑)。

 

Q:N高で学んだことが、今回のインターンシップでどのように活かされていますか。

 

小久保:N高に入ったことがきっかけでプログラミングを始めたので、まずそこがすでに活かされています。そしてさっきお話にも出ていましたが、「GitHub(※4)」は「N予備校(N高の学習プラットフォーム)」で学んだり、「Slack」はN高の標準チャットツールだったりと、それらを押さえておけたのは大きく、業務に慣れやすかったです。また、普段、担任の先生から「ほうれんそう(報告・連絡・相談)はしっかりしよう」と言われているので、その部分もしっかりできているのではないかなと思っています。

 

※4 GitHub…ソフトウェア開発プロジェクトのための共有ウェブサービスのこと。公開されているソースコードの閲覧や簡単なバグ管理機能、SNSの機能を備えている。

 

Q:実際にインターンシップを経験してみて感想を教えてください。

 

小久保:普段自分で開発している時と「GitHub」の使い方が違っていたり、自分の知らないことがたくさんあって、新しいことを学ぶことができました。自分がやっていることよりも多くを吸収できるなと思います。サービスを作っている人たちと一緒に開発してみて、サービスがどんな思いで開発されているのかを知ることができました。7月に大きなリリースがあった時のみんなの盛り上がりの雰囲気を体感して、今までは自分が使ってみて楽しいと感じるものを作ろうと思っていましたが、自分が作ったサービスを公開してみたいなと思うようになりました。

 

Q:高校生やN高に対する期待やメッセージなどあれば教えてください。

 

高西:エンジニアのインターンは、年齢関係なく活躍できると思うので、プログラミングが好きな高校生はどんどん応募してほしいと思います。ぜひ弊社にも応募してみてください。高校生とか大学生とか関係なく、自分のおこなった作業がすぐにアプリ反映されてユーザー側に届くのが、弊社でのインターンをしていただく上で楽しめるポイントです。

 

小久保:実際に作業していてユーザーの要望を改善し、直接かかわることができるのはとても楽しいです。

 

高西:「自分で制作したものを発表できるプログラミング クラスの『LT大会』に出るのが楽しみ」など、小久保君のN高ライフの話を聞いていると、社外でも学校内でも技術的に楽しめていてうらやましいなと思います。

 

小久保:プログラミングに関するいろいろなことをN高で経験できるのはすごく楽しく、ワクワクします!

 

高西:   実際、私たちも(N高に)通いたいですよね?

 

小西:   通いたいです(笑)。N高のHPを見て「これ、通いたいね…」って話になりました。高校生で「Slack」を使う、そんな環境にいたかった。

 


 

小西様、高西様、ご協力ありがとうございました。

自分の目指すエンジニアの在り方は、これからゆっくり決めていきたいと話してくれた小久保さん、これからの活躍を期待しています。

 

AutoScale,Inc.

2016年7月設立。アカウント運用ツールSocialDogなどTwitter関連の自社サービス・アプリを開発。SocialDog登録アカウント数15万を突破。

 

※『【インターンシップ体験記 Vol.1】「トークノート株式会社」にて現場を学ぶ』はコチラからご覧いただけます。

※『【インターンシップ体験記 Vol.2】「株式会社日本クラウドキャピタル」にて現場を学ぶ』はコチラからご覧いただけます。

※『【インターンシップ体験記 Vol.3】「株式会社メルカリ」にて現場を学ぶ』はコチラからご覧いただけます。

※『【インターンシップ体験記 Vol.4】「JRCエンジニアリング株式会社」にて現場を学ぶ』はコチラからご覧いただけます。

※『【インターンシップ体験記 Vol.5】「株式会社プロシーズ」にて現場を学ぶ』はコチラからご覧いただけます。

※『【インターンシップ体験記 Vol.6】「クックパッド株式会社」にて現場を学ぶ』はコチラからご覧いただけます。

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